6月は梅雨期でうっとうしさを感じますが、こんな時期でも元気に紫陽花、菖蒲、ツツジ等が『ガンバレ!』と言わんばかりに咲き誇ります。 1年のサイクルの中に、梅雨期も毎年訪れます。めげずに楽しみましょう。
今回、鳳凰山塊の一部になる奥甘利山から千頭星山(2,138m)への落葉松と笹原の静かな山を歩いて見た。
からまつの林を過ぎて、からまつをしみじみと見き。からまつはさびしかりけり。たびゆくはさびしかりけり。
からまつの林を出でて、からまつの林に入りぬ。からまつの林に入りて、また細く道はつづけり。
からまつの林の奥も、わが通る道はありけり。霧雨のかかる道なり。山風のかよふ道なり。
詩題『落葉松』大正10年、北原白秋が信州星野温泉での自由教育夏期講習会に講師として招かれ、婦人(佐藤菊子)と共に朝夕落葉松の林を散策する中で作られたそうです。 まだ詩は続きますが、3番までを引用させて頂きました。
変わった名前の千頭星山(「せんとうぼしやま」と読みます)の山頂自体は樹林の中で、展望はありませんでした。 森林浴と静かな山歩きを楽しむには最高のコースです。