2014年に入り、初めて二千メートル級の山に登ってみた。 場所は山梨県北杜市にある標高2,037mの雨乞岳(あまごいだけ)である。 国道20号線沿いにある“道の駅はくしゅう”に寄り、ここで登山準備を済ませた。 間近に甲斐駒ヶ岳が見える。
雨乞岳は赤石山脈の甲斐駒ケ岳(2,967m)から鋸岳(2,685m)への尾根の途中から北に分かれた尾根上にある。 山頂からは甲斐駒、鳳凰三山、富士山、日向山(1,660m)の展望が楽しめる。
国道20号線よりサントリーウイスキー博物館向けに左折し、博物館専用駐車場手前を右折し、ヴィレッヂ白州への狭い林道を進んで行く。 標高1,130mで5㎞先と言われるヴィレッヂ白州までバスで入ってくれたのが嬉しかった。バス1台通るのがやっとの林道で、対向車が無くて良かった。
ヴィレッヂ白州の奥にある平久保池登山口に10時到着。 今回の参加者はスタッフを含めて29名。ほとんどの方が顔見知りなので、道中のオシャベリも楽しい。準備運動後10時15分出発。
平久保池からのルートは2006年に新しく整備されたもので、綺麗でとても気持ち良く歩く事ができた。 ただ登り、下り共にアプローチが長く、長時間歩く事が苦手な方には『もういい加減にしてくれ。』と言った感じである。
雨乞岳は全山、花崗岩で出来ているようです。近くの白い山肌を見ると良く分かります。また、この山は古くから雨乞い信仰の山であり、麓の石尊神社で雨乞いの儀式が行われていたとの事です。
標識番 通過 10時45分。 木製の階段が多いが段差は小さく、それほど急でもない単調な登りが続く。
標識番 通過 10時53分。
標識番 通過 11時。 ここまでは細かく標識が出ていた。
この辺りまで登ってくると、綺麗な三つ葉ツツジが見られるようになった。
標識番 通過 12時10分。 新緑の中、森林浴をしながらで、とても清々しい。
笹ノ平付近を行く。気持ちの良い高原歩き
カラマツ林の新緑が綺麗である。 青空に白い雲、落葉松の新緑が引き立ちます。また、秋になると緑が黄金色に変わり、これもまた素晴らしいです。 『からまつの林を出でて、からまつの林に入りぬ。からまつの林に入りて、また細く道はつづけり。』 北原白秋「水墨集」落葉松 2番より。 カラマツ林と言ったら、もう北原白秋の世界です。
標識番 通過 12時30分。
標識番 通過 12時50分。
白い山肌を見せる日向山(1,660m)を望む。
雨乞岳山頂着 13時10分。 三角点あり。
山頂からの甲斐駒ケ岳(2,967m)と鳳凰三山。
山頂の北側は展望なし。
水晶ナギに向け13時40分下山開始。 それが急降下で、滑りそうな道であり、非常に歩きにくく感じた。
気持ちの良いカラマツ林の中を進む。
水晶ナギが見えた。
水晶ナギと日向山。
水晶ナギ方向から日向山を望む。 中央の尾根上を歩けるが両サイドは切れ落ち、砂礫のアリジゴクのようで怖い所である。
ミツバツツジと水晶ナギ遠望。
石尊神社向け下山。
下山口着 17時25分。
石尊神社前駐車場到着 17時30分。 全員無事下山。 お疲れ様