秋にはまだ早い時期に京都へ行く事になり、いつも変化の無い高速道路を利用しても眠くなるばかりなので、今回は甲州街道から杖突街道、中山道と普段走らない一般道をノンビリ周りの景色を楽しみながら向かった。
平日で幹線道路を外れて行くと故郷の様な田園風景の中を快適に走れて、車内を流れる風が心地よい。
車も少なく、信号も少ない。 「快適ドライブはこれだね。」と感じる、そのものでした。
途中でリンゴ狩りをしようと思っていたが、道を間違えたらしくリンゴ農家は1軒も無く、残念ながら失敗した。
江戸と京を結ぶ『中山道』は、山深い木曽路を通ることから「木曽街道」とも呼ばれていました。
中山道69宿のうち江戸から数えて42番目となる妻籠宿は、中山道と伊那街道が交叉する交通の要衝として古くから賑わいをみせていたようです。
中山道は 五街道の1つで、江戸日本橋から板橋へ出て、上野(こうずけ)・信濃・美濃などを経て、草津で東海道に合流し、京都に至る街道。
五街道(江戸日本橋を起点とした五つの主要街道)東海道・中山道・日光街道・甲州街道・奥州街道の総称。
町並みは、明治になり鉄道や道路が新たに造られ、宿場としての機能を失った妻籠宿は衰退の一途をたどりましたが、昭和40年代になり集落保存と景観が修復され、妻籠宿の町並みが見直されました。
妻籠の人たちは町並みを守るために家や土地を「売らない・貸さない・壊さない」を中心とする住民憲章をつくり、ここで生活をしながら、江戸時代の町並みという貴重な財産を後世に伝えようと努力をされています。
巨大勢力の台風19号が本州に向かっているという天気予報でもあり、三連休と言へども外出を控えられているのか、観光客はほとんどなく、ほぼ貸切状態の妻籠宿でした。
天気は良いし、時をタイムスリップしたようで、ここも日光江戸村の様にせめてお店の方々だけでも、江戸時代の衣装で顔を見せて下さったら、もっと盛り上がるように感じました。