素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

🌸 根尾谷淡墨桜 🌸      

2016年04月10日 | 春景色

桜の季節の観光案内には、必ず目にする根尾谷淡墨桜(ねおだにうすずみざくら)

                                                  私も名前だけは聞いていましたが、行ったこともなく、今回の計画がとても楽しみでした。

所在地   岐阜県本巣市根尾板所字上段995                                普通呼称  根尾谷淡墨ザクラ                                    品種    彼岸桜   和名:エドヒガン                            樹齢    1,500余年                                     樹高    16.00m                                      幹囲目通り 9.90m                                       枝張り   東西 27.60m  南北 25.00m                             指定    大正11年10月12日 内務省 天然記念物指定1号                                           指定の理由 由緒ある桜の代表的巨樹            以上:2009年5月測定

千数百年にわたって生き続けている名木“淡墨桜”が、衰えを見せ始めたのは、大正時代初期、大雪で太さ約4mの最大の枝が折れ、本幹に亀裂が生じた頃からです。

その後、地元では保護に努めましたが昭和23年頃には遂に枯死するかという状態に陥り、文部省に訴えた結果、省の視察が実施され「3年以内の枯死は免れないだろう 」という診断が下されました。

 

これを受けて松岡楯雄氏らの提唱により、地元では淡墨桜顕彰保存会を設立、当時老木起死回生の名手として知られていた岐阜市の医師「前田利行」氏に回生保護を依頼したのです。

昭和23年秋の前田氏による調査の結果、回生が可能であると診断され、翌24年、岐阜市の大工“中島英一”氏ほか数名を率いて来村し治療に当たられ、1年余りかけて当時としては最高の技術である根接ぎが行われました。

桜の根を掘り起こしてみると、木の周囲の巨根は全部枯死状態で、その腐朽箇所には無数のシロアリが生息していました。

翁は直ちにこれを駆除するとともに、近くの山から山桜の若根を採取して、わずかに活力ある残根に、特殊な接合方法を用いて、238本もの根接ぎを施し、樹勢を取り戻そうと懸命の努力がなされたのです。

その後の淡墨桜の見事な再生、存続は村の繁栄、融和に大いなる寄与するところとなった。               

 

                                                                                    

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▲イワザクラを求めて舟伏山へ▲

2016年04月10日 | 私の見た山・登った山

岐阜県山県(やまがた)市の名山(舟伏山、釜ケ谷山、相戸岳)めぐりをして来ました。                 この3つの山は岐阜市近郊である上、登山道が判り易く登りやすいため、「気軽に目指せる百名山」として、初心者をはじめとした幅広い登山者に人気があります。                                  今回は、山県市の北部で本巣市の境界にある標高1,040mの『舟伏山(ふなぶせやま)を歩いて来ました。

                                                      春には準絶滅危惧種である「イワザクラ」の咲く山として注目されている山なのです。

名山めぐりガイドである「山県 さくら」ちゃんと共にイワザクラを探して来ました。

   「山県 さくら」ちゃん紹介                                             自然観察指導員である父の影響で、幼い頃から地元の「舟伏山」で登山をエンジョイしている女の子。                                      住所:山県市神崎  身長:160cm  血液型:O型  誕生日:4月14日  年齢:?

舟伏山登山口到着、9時15分。 登山準備を済ませ9時25分出発。                                                   東ルートは立木伐採作業中とのことであったが、日曜日のため作業車の出入りもなく、東ルートに進んだ。                                      登り3.9Km。杉林と伐採箇所の境に踏み後を見つけ、尾根を目指した。                  登り始めであり、直登する足場の悪い登山路であり、ゆっくりペースで高度をかせいだ。

取り付いた尾根の舟伏山側が伐採されていたので、目指す舟伏山全景を望むことができた。標高差690mで歩行距離7Km超、約5時間の中級者向けのコースとのことです。

尾根に出てからは斜度が緩くなり、ホッとできた。

桜峠到着、10時45分。10分休憩。

峠を過ぎて植生が杉林から楢などの雑木林に変わると、秋山ハイクの感じになった。  でも登山路付近に良く目を凝らしていると、カタクリを発見、 ピンクが綺麗ですね。春です。

みのわ平を通過してから徐々に斜度がきつくなり、下山者の方とすれ違うのが怖いくらいの細い道をジグザグに登る。

                                                   水たまりと言う地点(11時45分通過)を過ぎた上部から石灰岩の岩が露出、落石にも細心の注意が必要な所でした。

山頂から500m下部辺りから、この山に来た目的の『イワザクラ』を発見。      名の通り岩に寄り添い、けなげに咲く様は、まさに幻の花です。  

細い道の岩場であり、足場の悪い危険個所なのです。                 でも沢山のカメラマンが夢中でシャッターを押していました。               ここだけに群生している植物で、準絶滅危惧種に指定されている理由は理解できます。

                                                      山県 さくらちゃんが「採っちゃダメよとお願いしています。守って下さい。

山頂到着、12時25分。25分休憩。                          沢山の登山者がいましたが、広い山頂なのでゆったりノンビリできました。      残念であったのは、雲が多く、案内板にあった周りの山々が良く見えなかったことです。 

山頂に、こんな説明板もありました。「太古の昔はサンゴ礁だった。」                       『今から2億5千万年以上も昔に、浅い海に堆積した物質が長い間に岩石になり、現在では陸地になっているのです。                            最近の研究では、ずっと南の赤道に近い低緯度でできたサンゴ礁であったことが判ってきました。                                         そして長い年月の間に、周りの他の堆積物と一緒に北へ移動し、当時大陸の続きであった飛騨帯、飛騨外縁帯の部分に合体したともいわれています。』

私たちは地球規模で行くと瞬間を生きています。                          地球規模の大きな流れも、また生きているのですね。

12時50分下山開始。

                                               小舟伏山までは雑木林の中の尾根歩きで、そのあと長いジグザグの下山路を黙々と下る。                                               東ルートほどではないが、西ルートでもイワザクラを見ることができました。                        阿弥陀仏様に13時45分着。10分休憩。

西ルートの沢、徒渉箇所通過14時15分。ここからは沢沿いを下り、そこで板状節理

                                                  大きな力が加わって波形状に変形した褶曲の岩盤を見ることができました。

今回は東ルートから西ルートへの周回コースを選択し、14時45分全員無事、朝の登山口まで下山しました。                                            山県さくらちゃんのお陰で「イワザクラ」を見ることができ、ありがとうございました。

 

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