素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

▲一ノ沢登山口から常念小屋へ▲

2016年06月28日 | 北アルプス

今年の梅雨は関東以外で豪雨、雷雨、洪水、冠水といった被害を発生させているのに、関東北部の水がめであるダムの貯水率が低く、夏の節水は避けられないようである。                                                           週間予報を見てもスッキリと晴れる日は無いようであるが、登山計画にある6月26~27日の常念岳(2857m)・蝶ヶ岳(2677m)への山行は梅雨の晴れ間が期待できそうであり決行した。                                                                  長野自動車道の安曇野ICを10時10分に降り、西方向の一ノ沢林道を進み一ノ沢登山口に10時40分到着。

立派な登山相談所や公衆トイレが設置されており、その様変わりにビックリした。 以前の時は簡単な休憩所があるのみでトイレなどは無かった。                                            準備を済ませ10時50分出発。

 

歩き出して間もなく、大木の前に小さな鳥居と祠が目につく「山の神と言われる所である。                                                                                                                               登山の安全を祈願し11時03分通過。

昼に近い時間となり、最初の広い沢が日当たりも良く11時半から30分、昼食とした。本流の一ノ沢は羨ましいほどの綺麗で豊富な水が音を立てて豪快に流れていた。

12時出発。                                                                                                                          樹林帯の中をなだらかに高度を上げて行くと、花に詳しい方が「アッオオヤマレンゲが咲いている 」と皆に教えてくれた。                         モクレン科で自生しているのは中々見られないとのことでした。           白い花弁で清楚な美しさ。桃の頭が尖った形の真っ白な蕾もとても綺麗でした。

以前に一ノ沢を歩いた時は、ずっと左岸を登り、最終水場の丸太橋を渡って右岸に移り常念本峰の急登に取り付く登山路でしたが、今回での登山道は右岸・左岸と何度か渡り返しながら登るようになっていました。                            雪崩多発の沢ですから、今後も登山路は変わるように感じました。                 笠原沢通過、13時35分。 

引き続き左岸を登ることはできないようで、胸突八丁の標示板から急に木製の階段で高巻きする登山路となっていた。                            胸突八丁通過、14時10分。

一ノ沢最上部の丸太橋が見えた。 ここだけは見覚えのある登山路であった。         ここまでの道中の変わり具合を見ると「自然は生きているんだ。」ということを実感しました。                                      古い経験は半分程度生かすことが安全のようです。

最後の丸太橋を渡ると右手上部に「最後の水場」が見える。             常念本峰の急登に備え、ここで喉を潤し小休止に丁度良い場所である。              水場着、14時30分。10分休憩。

最後の急登 1時間頑張ろうと14時40分出発。                   樹林帯の中で、ひたすら汗を絞る。                            常念乗越までに3つのベンチがあり、第一ベンチ通過、14時48分。                第二ベンチ通過、15時05分。第三ベンチ通過、15時17分。 

                                                   第三ベンチを過ぎて行くと徐々に空が明るくなり、森林限界 間もなくと感じ、常念乗越近しである。                                  15時33分。空には黒い雲が現れたが降られることなく全員無事乗越通過。

                                                    目の前には今日の宿常念小屋の赤い屋根が見える。                 晴れていれば、東鎌尾根の裏に槍ヶ岳や左手方向に北穂高岳が望め歓声が上がる所だが、残念ながら今日は駄目だった。

乗越のベンチで休憩後 15時40分、常念小屋に入る。                 日曜日であり小屋は空いており快適であった。   部屋で荷物整理を済ませ16時過ぎ、防寒着を着て外に出てみたが小雨がパラリと来た。アレ

大正八年、常念小屋創業時に常念岳山頂に祀られていたという『常念坊』様

 

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◎常念乗越からの展望◎

2016年06月28日 | 北アルプス

あらゆる山が歓(よろこ)んでゐる                                               あらゆる山が語ってゐる

あらゆる山が足ぶみして舞ふ躍る

                                               あちらむく山と こちらむく山と                                               合ったり 離れたり

                                                      出てくる山と かくれる山と                                         低くなり 高くなり

                                                家族のやうに親しい山と 他人のやうに疎(うと)い山と                                     遠くなり 近くなり 

                                                   あらゆる山が 山の日に歓喜し 山の愛にうなづき                                  今や 山のかがやきは 空いつぱいにひろがつてゐる 

  河井酔茗 『弥生集』より「山の歓喜」

 

 

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⛰ 常念岳から蝶ヶ岳経由三股へ ⛰

2016年06月28日 | 日本百名山

普段は23時か0時頃に寝るのが普通だが、山では消灯が早く疲れても十分に休めるので健康的である。                              皆さん3時頃の星空が素晴らしかったと話されていたが、その頃は夢の中で自分は4時10分に起きた。                                 朝食は5時半からなので、その前に防寒対策をし遅れながら外に出た。          常念も槍も朝日を受け山肌を赤く染めており、東鎌尾根には常念山脈のシルエットがクッキリ見えた。

東側に目をやると雲海が安曇野を隠し、遠く浅間山が確認できた。その様子は海に浮かぶ小島のようである。

朝食後の6時出発予定で、それぞれ小屋前に集合した。                  天気予報は午前中は晴れ、午後は曇りとなっていたが常念山脈の尾根歩き中 晴れていれば良い山旅が楽しめそうである。                       コバルトブルーの空に聳える常念岳に取り付く。 

北アルプスは今の富士山より多くの雪化粧を残し、最高の山岳風景を見せてくれた。

振り返ると、堂々とした横通岳(2767m)とお世話になった常念小屋が俯瞰できる。

山頂が近くなったら前常念岳・三股への分岐が見えた。  雲がなく最高の登山日和である。

どこを見ても素晴らしい景色で皆さん興奮気味である。                   アッ富士が見える。  

待望の常念岳登頂、7時半。    槍穂高のパノラマが素晴らしい 

山頂に立つ祠。

独立峰なので360度の景色が楽しめる。富士山遠望。 

涸沢を囲む穂高連峰。                                           左のピーク前穂高岳、中央が奥穂高岳、次が涸沢岳、右が北穂高岳

これから向かう蝶が岳への稜線。                                  15分山頂からの眺望を楽しみ7時45分、蝶が岳へ出発。

変わった岩峰が見える場所に8時20分到着、5分休憩。

アップダウンを繰り返しながら、見晴らしの良い場所着、9時02分。5分休憩。                   常念岳が段々小さく 

森林限界は標高2500m位と言われ、それより下ってからお花畑が見られるようになって来た。                                              花の山と言われる蝶が岳付近には沢山のお花畑が点在している。

蝶槍通過、10時50分。 ガスの影に蝶が岳ヒュッテが確認できた。

横尾分岐通過、11時05分。

蝶が岳山頂通過、11時半。

蝶が岳ヒュッテ到着、11時35分。  昼食休憩を取る。12時05分出発。

ここからは蝶が岳新道を3時間半掛けて三股登山口まで下る。

長い下りが続くので30分おきに小休止を入れた。                        下山道脇でも沢山の花が見られ、花好きの方が居たのでゆっくりしたかったが、歩き続けた。                                     まめうち平着、13時52分。                                  この前後は樹林帯の中の平坦にちかいヌカル道であり、少々早めに歩いたが皆さん頑張って付いて来て下さった。  14時出発。                                   地図上には樹林内の急登と表示され、急な下りは事故発生率が高く一番気になっていたが、綺麗に木製の階段などで整備され、同行の方と「大変な工事をして下さり有り難いですね。」と話していたら、まだ下方で10名位の方々が工事を進めて下さっていました。                                            「ありがとうございます。」の言葉を掛け通過させて頂いた。                                                       ゴジラの木通過、14時40分。                                    大木の朽ちた木なのですが、見るとなるほど良く似ているのです。

力水通過、14時48分。 鬱蒼とした樹林帯の中に標示板がありました。                            三股到着、15時03分。5分休憩。                                   登山相談所とトイレがあり、登山道工事の方々の車が入っていました。

一般車の入れる三股登山口まで、林道を皆さんと広がって歩きました。    到着、15時20分。                                    大腿部の筋肉痛を訴える方が居ましたが、色々処置をしながらも頑張って頂き、本当にお疲れ様でした。                                    途中、真鶴町と提携されているという温泉施設で汗を流し、帰途に着きました。

 

 

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