素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

▲ 八ヶ岳中央部の天狗岳を歩く ▲

2022年10月15日 | 日本二百名山

今迄、歩いたことのない八ヶ岳の中央部にある好展望の双耳峰 『天狗岳』に挑戦して来ました。

南八ヶ岳のアルペン的で男性的な要素と、北八ヶ岳の穏やかで神秘的な雰囲気を併せ持っている所です。

天狗岳は二峰の総称で、東天狗は赤天狗(標高 2640m)、西天狗は青天狗(標高 2646m)とも呼ばれています。

クロユリやコマクサなど高山植物も豊富で、各登山口には 温泉があり、四季を通じて登れる山として、とても人気があります。

天狗岳への登山コースは数多くありますが、ここでは渋の湯から黒百合平経由で天狗岳に登るコースをご案内いたします。

                            

 

渋御殿湯前の渋の湯バス停を6時半 出発。

渋川沿いの右岸を進むと直ぐに小さな建物の登山指導所が見える。 登山届ポストが設置され、登山届の記入用紙も備えられ、未提出の方はその場で記入できます。

指導所横の橋を渡り左岸へ、渡ると直ぐに高見石と黒百合平への分岐標示板が見えるが、ここは黒百合平への進路を取る。苔むす針葉樹林の中をジグザグに登って行く。

尾根北側の山腹を巻くように登ると、再び高見石への分岐標示が現れるが見送り、そのまま急登を登り続け傾斜が緩やかになると渋の湯・八方台分岐に出る。                   渋の湯・八方台分岐通過、7時 30分。

分岐からはダケカンバや針葉樹の中の尾根道を緩やかに登って行く。            尾根を越え右手の谷へ下って行くと窪地の唐沢鉱泉分岐に出る。 鉱泉分岐通過、7時 55分。

鉱泉分岐を過ぎ黒百合平までは薄暗い樹林帯の中の岩がゴロゴロした涸れ沢のような道を延々と登り続ける。

この登りは普段は涸れ沢のようであっても上流の水たまりを見れば、ひとたび大雨でもあれば涸れ沢どころでは無くなると思う。

大きな岩の沢山ある中をやっと登り、ホッ とした瞬間に黒百合平の一角に建つ 『黒百合ヒュッテ』 が目の前に現れる。                                     黒百合ヒュッテ着、8時 43分。 小休止して9時出発。

ヒュッテは建物内部の改装中で沢山の作業員の方々が忙しそうに働かれていた。

黒百合平は盆地状の優雅な草原で名前の通りクロユリの群落が有ったようですが、一時激減し見られなくなり、その後の植生保護の成果があり、他の高山植物を含め、再び見られるようになったようです。 夏には見てみたいですね。

宿泊はできると思うけど、テント場には3~4張のテント泊を楽しまれる方がいた。

ヒュッテから中山峠までは樹林帯の中に木道があり、5分で行ける。

中山峠は八ヶ岳が南北に連なる主稜線上にあり、岩のゴロゴロした狭い峠ですが十字路となっている。(9:05~9:10)

峠からは右の南方向に進路を取り、尾根道で目的の天狗岳(東天狗)に向かう。       エッ  見上げると東天狗があまりにも高くチョットビックリ。

稜線の左側は断崖となった天狗岳の爆裂火口が大きく広がっているのに驚く。        あまりにも火口が大きく左側の一部のみ。足元から断崖となっている。

左に切り立った岩壁を見下ろしながら 登ると右手には天狗の奥庭が見え、 手前に「すりばち池」(白く光っている所)が見え、右手に先程 小休止した「黒百合ヒュッテ」、一番奥の山は日本百名山の「蓼科山」。

次第に傾斜が増し、森林限界を超えハイマツ帯を急登すると天狗の肩に出て、すりばち池からのコースと合流する。合流地点通過、10時 20分。  

この先は岩尾根となり、天狗の鼻と呼ばれる岩峰を右に巻くと東天狗の山頂が見えた。

ザレた斜面を登れば東天狗(標高 2640m)の山頂に出る。登頂 10時 40分。

山頂からの展望は360度の大パノラマ。                         北八ヶ岳の森と湖の温和な山々、南八ヶ岳の切り立った岩峰の峰々が堪能できる。          北方向を望む。 手前右の岩峰が天狗の鼻、中央一番奥の山が蓼科山。

南方向 は中央に爆裂火口壁を見せるのが硫黄岳、その後ろに赤岳、右に阿弥陀岳が見えた。

次は双耳峰の西天狗(標高 2646m)別名 青天狗に向かいます。

 

 

      ※ ご覧頂き、ありがとうございます。

 

 

コメント (4)
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