天気が良くても、富士山が見える日は中々少ない。 ところが何と今日は久し振りに富士の姿が見えた。 どうせ撮るなら富士の見える時と思い出かけることにした。
朝9時頃のニュースで「中央高速が30Km渋滞」と報道していたので、高速は避けノンビリ田舎道を選んで新緑を楽しみながら絵になりそうな場所を探した。
静岡県小山町では、すでに田植えは済んでおり、その水田に映る富士山を撮りたいと走り回ってみたが良い場所は見つからなかった。 そこで道の駅『すばしり』により、観光案内所を訪ね「富士周辺の見どころガイド」と言うパンフレットを頂き、撮影地を決定した。
春は花、富士山の周りには四季折々の花を見られるところが沢山あります。
ところが今年は天候不順により例年よりも咲き具合は今一でしたが、花に比べると新緑が素晴らしかった。 目に優しい新緑、あの清々しさに深呼吸である。 バックの青空が、より一層引き立ててくれた。
その青空、午後になると雲が発生し白さが増して富士の姿を隠してゆく。 富士山に茅葺屋根の家屋、これは日本の原風景
には欠かすことの出来ない宝物であります。 このような絵を見ると誰もが懐かしい日本の故郷を感じられるのではないでしょうか?
岐阜県の白川郷、富山県の五箇山相倉集落、京都府の美山等、何度行っても飽きない不思議な場所です。
富士五湖の1つ西湖、この湖畔の北西に位置する根場(ねんば)地区は、かつて『かぶと造り』
の茅葺民家が建ち並ぶ、誉れ高い集落だったとの事です。 その集落が昭和41年(1966年)の台風により甚大な被害を被り、集落のほとんどが消滅してしまいました。
その地に40数年の歳月を経て、富士山と共に昔懐かしい茅葺屋根の集落が甦り、地域の歴史や文化を伝えています。
こちらの『いやしの里』根場には20棟ほどの茅葺家屋があり、その中の1つ「くつろぎ屋」と言う建物では地域のおばちゃんが囲炉裏のそばで、お茶の接待等、心のもてなしで迎えて下さいました。 ここはイベント会場にもなっており、運よく中国の民族楽器『二胡』の演奏を聴く事が出来ました。
演奏グループ《二胡の風》はシニアの方3名で、二胡を含めギター、パーカッションで、ゆったりとした演奏を聴かせて頂きました。
二胡のソフトな音色は最高ですね。
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