お店に、おはぎやぼた餅、マツタケ、サンマなどが並ぶ季節となりました。
そして秋分、昼と夜の長さが同じになり、これから次第に日が短くなり、秋が深まっていきます。
お彼岸というのは、もともと仏教のことばで、先祖供養の日とされています。
春分の日と同様に、秋分の日をはさんで、前後約3日ずつの一週間を『秋のお彼岸』といいます。 日本では古くから農事としての意味合いも秋分の日には込められており、豊作を祝い、感謝を捧げ、田の神様を祀る儀式がこの頃に行われているようです。
先日、父のお墓参りとお掃除を兼ねて、供養し父を偲んでまいりました。
彼岸花は、この時期を待っていたかのように必ず咲き誇ります。 「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」や「リコリス」とも呼ばれますが、その意味は、天に咲く赤い花。 この花には毒があり、口にしてはいけないそうです。
花ことば 『悲しき思い出』
一本の茎に6つほどの赤い花が咲き、空へ向かうようにめしべ、おしべを伸ばし広げる彼岸花。
花色には赤、黄、白、桃などがあるようですが、黄色や桃色は見た事がありません。
故人が供養を願い、目立つ原色で現世の人々に「お彼岸」を知らせているようです。
彼岸花を探している途中で見つけた「パンパスグラス」(イネ科)。 上部の白い所がとても綺麗でした。