「KING OF POP」、マイケル・ジャクソンが急死、世界を悲しみに包んでいる。
子どもの時から脚光を浴び、その歌唱力とこれまで見たこともないダンスで、一世を風靡。一躍スーパースターの座を射止めたマイケル。聞く人、見る人を虜にする、魔法のような音楽の登場に、アルバム「スリラー」は1億枚の売り上げ?桁はずれである。
80年代、音楽界はデジタル化が進み、更に音に映像を組み入れたPV化がマイケルの音楽にとって追い風となった。あの音楽とダンスが一緒になって、大きな衝撃を与えたのだろうし、映像の演出がこれまた凄い。バックで踊る化け物たちの息が、またピタリと合っていて、見ていても小気味いい。「すげえ!」の連続だった。
ただ、スーパースターには影が付きもので、晩年はスキャンダラスな私生活が話題を呼び、音楽活動はかなりの間休止していたはず。整形による病気で、劇薬を恒常的に使っていたのではとの報道もあるが、音楽のシーンで最大級のウェーブを担った50歳の若すぎる死に、今はただ冥福を祈りたい。