月曜の朝、リーガではバルサもレアルも快勝。直前の公式戦の敗北の後遺症は感じさせないいずれも大勝であった。
心配なのは、エスパニョールの中村俊輔だ。久々ベンチ入りし、5試合ぶりのリーガ出場を果たしたが、後半42分の出場の意味と俊輔にとっての意義は何だったのか?ゴール前での2度の切り返しのパフォーマンスは見せたものの、結果を残すまではいかなかった。
問題は、試合感。これは日本でも言われていることだが、ワールドカップを控えて、試合に出ないことにはどうにもならない。鳴り物入りでグラスゴーからバルセロナに来たものの、これじゃ日本でプレーした方がいいのでは?
それでも俊輔は冷静な分析をしている。ヨーロッパの日本人選手で、トップで活躍している選手は自分を含めていないということを。日本サッカーは、連続でワールドカップに出場し、日韓合同開催の2002年大会で多少の成績は残したものの、そのほかに誇れるところがどこにあるのだろうか?
試合感がない日本人選手と、どこかに勘違いがある日本サッカー協会。どちらも悲惨な結果が見え隠れする。私はワールドカップで、スペイン、イングランド、アルゼンチン、ブラジル、オランダ…こちらは楽しみにしてますけどねー。
(写真下:久々の試合出場後、インタビューに答える中村俊輔)