TBSの「世界夢列車に乗って」はお気に入りの番組。「いつかは…」と思わせる、豪華な列車や素敵な景色を楽しませてくれる。そんなとき、最近電車に乗っていないことを思い出すとともに、急に米坂線が気になり始める。
番組でもスイスの鉄道が紹介されていたが、各地で保存活動が盛んなSL、蒸気機関車。そういえば、米坂線には9600型が走っていたことは有名。マニアの中では、96(きゅうろく)と言えば「米坂線」と言われていたほどである。
復元されれば、ボランティアでもやるのになー。でも、この96が動態保存されている例はなく、貨物を担当したC11であれば、全国で結構見ることができる(現在5両が活躍中)。まあ、米坂線を走るのなら、どちらでもいいんですがね。
そこで、静態保存の状況を調べてみたら、96は新潟県立自然科学館にありました。29622号機(実は、ナンバーが入れ替わっているという話だ)。そのほか、少ないんですよね。これがC11となると、やはり各地でありました(45両)。
特に、会津地方には喜多方の「日中記念公園」、只見線の柳津駅と会津鉄道・田島駅、3両あるんですね。柳津と、田島は線路にも近いので、走れるとなれば線路に戻すのも容易ではないのか?JR東日本も、やってくれませんかね。
小さいころ、写真を取ったことを思い出して探してみたが、これまた保存状況が悪く96の写真は残っていない。かろうじてC11の写真があった(写真下)。夢を見せてくれる、1枚の写真である。
(写真:米沢駅で入れ替え作業をするC11205号機。40年前、小学生の「子鉄」の私が撮影したもの)