3.11を前に、新潟トランシスが三陸鉄道の復旧に一役買っているというテレビ放送。以前、地元紙の記事でも見ました。しっかり、その記事を写真で残しておいてました(写真上:新潟日報2月14日記事)。
その前身は「新潟鉄工」。経営破たんの後、10年前に新潟トランシスとして再建し、以前と変わらずJRのもののほか、民鉄や新交通システムの車両、気動車やディーゼル機関車、特殊車両も手掛け、以前、このブログでも紹介している(2008年9月29日)。
三陸鉄道はご承知のとおり、津波の影響を受け、未だ不通区間が多いものの、震災後、残った路線で、いち早く運転を再開。鉄道にかける社員の献身的な取り組みは、被災地の復興のシンボルとしてマスコミでも多く取り上げられていた。
以前から、新潟鉄工製車両を使っていたが、この4月からの一部区間再開に向けて、新潟トランシスが総力を挙げて車両を新造。このたび納車されて、試運転を開始したというのだ。
国の支援も受けて、全線開通は来年4月の見込みという。三陸鉄道、三陸地方も確実に春が近づいている。
(写真下:新潟鉄工(新潟トランシス)製の三陸鉄道36-100形(2005年7月、盛駅で撮影)。このブログのアルバム「祈復興・三陸沿岸の鉄路」も、この機会にご覧ください。)