行き先不明人の時刻表2

何も考えずに、でも何かを求めて、鉄道の旅を続けています。今夜もmoonligh-expressが発車の時間を迎えます。

JR気仙沼線のBRTに見る三陸鉄道事情

2013年03月17日 | 鉄道

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「青春18きっぷ」を使って気仙沼に行ってきた。さすがに遠かった。(写真上:JR気仙沼駅)

今回の目的は、震災後、復旧の目途が立たないJR気仙沼線に、昨年暮れ、専用道を使ったBRT(bus rapid transit=バス高速輸送システム)が登場したとのことで、大好きな気仙沼線の今後を研究しに行くこと。

まず、時間がかかりますねー。専用道とはいえ、それはまだほんの一部。並走する国道をそのまま走行したほうが早い?そして、主要なところは、JR線の駅前までバスが入る必要があるから、そりゃ時間が掛かるわなー。

線路はズタズタ。橋梁などは手つかず状態で、復旧どころかBRT路線の延伸も妨げている。無残でした。

専用道の整備は続いているが、これは鉄路の復旧がないというのに等しい?JR東日本は黒字ということで、国の支援が受けられない。岩泉線しかり、採算性の悪いローカル路線は、どんどん切り捨てられていく運命か。

今回のダイヤ改正で、E5系の320キロ運転や秋田新幹線に新型E6などの投入が話題となっている裏側で、三陸は重い鉄道事情を抱えているように思える。

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(写真上から:BRT使用のバス(JR柳津駅前)。気仙沼線のトンネルを専用バス路線に(歌津駅付近)。鉄路は、海岸部で無残な姿に(陸前小泉付近)。住民の足となっているBRTの内部。)

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