何年かぶりで、「会津八一の歌を映す」写真コンテストの表彰式に参列(写真上:受賞作品の好評会の様子)。地元が、会津八一の疎開先として縁が深いことからコンテストに協賛し、社長の代わりにプレゼンターとして毎回誰かが参加している。
今回、地元の名前が付いた賞は、奈良県の方が受賞。八一が地元で過ごした時ことを詠んだ「ひそみ来て 誰が打つ鐘ぞ さ夜ふけて ほとけも夢に 入り給うころ」の歌を写真で表現したもの。悲しい歌だが、ジーンときましたよ。
このコンテスト、写真のテクニックでもなく、歌の文学的解釈だけでなく、撮影者が会津八一の気持ちになりきって表現できるかがポイント。実に奥深く、難しいものだと感じている。審査委員長の浅井慎平さんも「これほど難しいコンテストの審査はない」って言うほど。
これには挑戦できそうもないが、地元の有志が八一の功績などをもとに「まちおこし」に取り組んでいるので、何かと応援していきたいし、会津八一の歌も勉強してみたいな。
(写真下:コンテスト後の受賞祝賀会で、審査委員長の写真家・浅井慎平氏を取り囲んでの記念撮影会)