行き先不明人の時刻表2

何も考えずに、でも何かを求めて、鉄道の旅を続けています。今夜もmoonligh-expressが発車の時間を迎えます。

震災後8年、再び女川を訪れてみて

2019年07月14日 | 旅行記・まち歩き
「東北支援の旅」としての書き込みも久々。
といっても、仕事で何回か東北は訪れているので、もう何回目かという書き込みもできないほど。このところ、前に紹介したように仙台にある東北支店に何回もお邪魔する機会も増えているので。

先月のことだが、たまたま金曜日に仕事で仙台に泊まることになって、翌日が休みであることから、震災以来まだ足を運んでいない地域として女川を訪ねることを思い立った。
電車乗りでは、以前に一度行ったことがあったのだが、震災後は初めて。



駅はきれいで立派な駅舎に建て替わっていて、温泉施設が併設されていました。
女川湾の一番奥に位置する市街地とJR石巻線の女川駅。ここまで津波の影響を受けたことはニュースでも大々的に報じられ、停車中の気動車が津波に巻き込まれた。
5年の月日をかけて復旧。超赤字路線だっただけに、もしかすると廃止?そんなも危機もささやかれた場所。石巻から途中までの運転再開が早かったから、やっぱり女川まで復旧させないとという住民の熱意が伝わった形か?



テレになどでも紹介される駅前の再開発も目覚ましい。
「シーパルピア」と呼ばれるエリアには、グルメやショッピングを楽しめるエリアがあり、多くの観光客で賑わっている。
また「ハマテラス」では地元の特産品や美味しいものが並び、フードコート的なスペースが設けられている。どうやら、ここで海鮮類を買い食いをするのがスタイルの様だ。
市民が広場に集まって、観光客をもてなすイベントなども行われていた。
震災を乗り切って、町おこしにつなげようと一丸となった取り組みがここにはあるような気がするし、町外からこのエリアに出店したいという人も多く、勢いさえ感じる場所だ。



女川原発こそ被災を免れたものの、人口一万人の町に14メートルを超える津波が押し寄せ、死者は570人、行方不明者も相当数いる。
港の方向や、少し山手の方に目を向けると、土曜日なのに大型建設機器が動き、ダンプカーが走り回っている。
駅前エリアの勢いは勢いとしても、以前の町の様子には程遠い。まだまだ復興の旅は続くな。
コメント
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