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会津ラーメンが注目され、美味しく進化する秘訣は?

2021年06月22日 | 食(グルメ・地酒・名物)
せっかく会津ラーメンの魅力を紹介したので、さらに変わり種のラーメンをいくつか紹介しておきたい。変わり種と言っても、地元会津地方では地元の自慢の味として定着し、こよなく愛されているものばかりだ。



一見写真だけ見るとあっさり系のラーメンに見えるが、実は丼の中に氷が浮いているのが見える。そう「冷やしラーメン」だ。実は会津坂下町では、冷やしラーメンを提供する店が多く、ご当地ラーメンとなっている。
会津坂下町のメインストリートであるライヴァン通り、会津坂下町役場の近くにある「食堂いしやま」がその発祥の地。風邪を引いたお客さんからのリクエストで誕生、昭和27年の冬のことだそうだ。
冷たいラーメンというと山形ということになるが、まあ元祖はどちらでもいいものの、やはり福島の場合は中太縮れ麺なんですよね!あっさりだけど、また食べたくなるお味でした。



こちらは会津三島町の「SampSon(サンプソン)」の「地鶏の塩白湯ラーメン」。濃厚そうに見えるが、いたってあっさり。会津地鶏のダシがよく効いている。
以前紹介した第一只見川橋梁やアーチ3橋(兄)弟を観光資源として活かそうという三島町は、実は会津地鶏の本場!地鶏をスープに使うという店は多いと思うが、今回は敬意を表して三島町に舞い戻ったという感じ。
SampSonは空き店舗を活用したお洒落なカフェ。宮下宿の集落活性化にも一役買っている。「つるの湯ノ温泉ラーメン」という、近くの温泉水を使ったラーメンも提供している。ぜひお試しあれ!



会津市内のラーメン屋で、地元の人からも観光客にも人気の高いのが「一風亭」。テレビに放映されることしばしば。こちらもご当地グルメでもある「ソースかつ丼」のセットなどが人気のようだ。
ここへ来た目的は「会津白べこ牛乳ラーメン」。この店の限定品というのではなく、市内でも牛乳を使ったラーメンは多くの店で提供されている。会津の牛乳がまた美味しいのだ。
味噌味をオーダー、まろやかな牛乳スープと相性も良く、決して牛乳臭いとかはない。ここのチャーシューはしっかり味が付いていて、飛びきり美味しいですよ!



会津若松で、B級グルメとして近年人気になっているのが「カレー焼きそば」。市内の飲食店では「会津カレー焼きそばの会」が設立され、普及・発信に力を入れている。新潟で言う「イタリアン」系のノリかな?
今回紹介するお店は「峠」という、こちらも人気の定食屋さん。麺類、定食、丼など多彩なメニューの中から、もちろんカレー焼きそばを注文する予定が、「カツカレー焼きそば」が目に留まったのでチョイス。
いやはや、凄いボリュームに参った!やはり中太麺の焼きそば、カレーも本格派、カツも分厚く柔らかい。でも、さすがにこの歳では途中で入らなくなってしまった。いや、美味しんですよ、本当に!

てな具合で、会津ラーメンは手を変え品を変え、どんどん進化し新しい味にチャレンジもしている。この探求心とチャレンジ精神こそ、会津ラーメンが注目され、美味しい秘訣なのです。
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