佐渡を少しばかり離れて(まだネタはありますし、今月もお邪魔する予定があります。)、次なる興味深いまちを紹介することにする。それは新潟県三条市。
おのずと知れた金属加工の町で、町の中には「◯◯製作所」「△△工業」「◇◇金属」などの看板が立ち並んでいる。水害の多い地域なので、江戸時代農民を救済するため「和釘(わくぎ)」づくりを広めたのがものづくりの伝統を今に伝えたという。
コロナ禍の中、そんな金属加工の町で注目を集めているのがアウトドアの製品。金属加工の技が、キャンプで使う道具をいつしかちょっとした気分で作り始めたものの、昨今の事情も追い風となってさらに注目を浴びることになっている。


まず紹介するのは「キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)」。ご承知の方も多い人気のアウトドア、レジャー用品のブランドだ。これは三条に本社を置く「パール金属」のブランドで、設立は2012年(平成24年)と新しい。
パール金属自体は1967年設立で、当初はキッチン・リビング用品を製造する中から、アウトドア製品の売り上げが好調で、海外からの引き合いも強くなったことからキャプテンスタッグを独自ブランドとして立ち上げた。
独自の開発力で、同一メーカーとしての品揃えでは、会社のホームページでも自負しているし、更に「サイクル用品、カヌー用品、ガーデン用品、ヘルス用品をラインナップに加え、更なる飛躍を試みる」と、進化を遂げていることも強調する。


キャプテンスタッグの強みは企画力のほかに販売力。海外への販売は海外事業部のほかに別にパール通商という会社を立ち上げているが、地元・三条をはじめ「WEST」というアウトドア用品を扱う店を県内4店舗で直営展開。
確かに所狭しと興味深いアイテムが揃っている。ここでWESTの偉いところは、自社製品であるキャプテンスタッグのブランドにこだわっていないというところ。国内外のあらゆるメーカーの製品が店頭に並んでいるのである。
そのキャプテンスタッグがキャンプ場を名勝・八木鼻の真下に開設。自社製品のレンタルなどでユーザー情報を得る場所としての機能のほか、災害の多い地だけに防災意識を高める場所として活用したいとのこと。知る人ぞ知るキャンプ場になっているとか。


そのキャプテンスタッグと双璧と言われるのが「スノーピーク(Snow Peak)」だ。これまた世界的なブランドになっている。こちらは1958年(昭和33年)の金物問屋が出発点。山好きの創業者が、自分の好きなものを作ろうと立ち上げた。
スノーピークは商標名。その登録は1963年とかなり早い。以来、このブランドを大切にしながら商品開発を進め、現会長である山井太氏が社長に就任した1996年、正式に会社名をスノーピークとした。ここからの国内外での事業拡大が凄い。
アメリカ、ヨーロッパ、オセアニアと次々に製品の輸出を開始。国内でもありとあらゆるショッピングモールなどに出店。全国各地の自治体や企業、大学などと包括的連携協定を締結し、地方創生や協働にも一役買っている超アグレッシブな会社だ。


スノーピークは、三条市中野原という実は山の中にある。ここには、「HEADQUARTERS Campfield」という広大なキャンプ場がある。以前ゴルフ場立った場所なんですかね?そこに本社・工場を移したのは2011年。
ここには本社のほか、博物館、ショップなどを集約。別棟の温浴施設&レストランのある「FIELD SUITE SPA」は、かの隈研吾氏の設計。オリジナルの箱型宿泊施設なども併設し、複合施設としてもにわかに注目の場所になった。
そんなブームを巻き起こしているアウトドアライフの提案についても、日本各地のキャンプ場やゴルフ場、屋外エリアで展開していることから、ますます注目度がアップ!新潟・三条の二大企業が世界のアウトドアをけん引しているのである。
おのずと知れた金属加工の町で、町の中には「◯◯製作所」「△△工業」「◇◇金属」などの看板が立ち並んでいる。水害の多い地域なので、江戸時代農民を救済するため「和釘(わくぎ)」づくりを広めたのがものづくりの伝統を今に伝えたという。
コロナ禍の中、そんな金属加工の町で注目を集めているのがアウトドアの製品。金属加工の技が、キャンプで使う道具をいつしかちょっとした気分で作り始めたものの、昨今の事情も追い風となってさらに注目を浴びることになっている。


まず紹介するのは「キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)」。ご承知の方も多い人気のアウトドア、レジャー用品のブランドだ。これは三条に本社を置く「パール金属」のブランドで、設立は2012年(平成24年)と新しい。
パール金属自体は1967年設立で、当初はキッチン・リビング用品を製造する中から、アウトドア製品の売り上げが好調で、海外からの引き合いも強くなったことからキャプテンスタッグを独自ブランドとして立ち上げた。
独自の開発力で、同一メーカーとしての品揃えでは、会社のホームページでも自負しているし、更に「サイクル用品、カヌー用品、ガーデン用品、ヘルス用品をラインナップに加え、更なる飛躍を試みる」と、進化を遂げていることも強調する。


キャプテンスタッグの強みは企画力のほかに販売力。海外への販売は海外事業部のほかに別にパール通商という会社を立ち上げているが、地元・三条をはじめ「WEST」というアウトドア用品を扱う店を県内4店舗で直営展開。
確かに所狭しと興味深いアイテムが揃っている。ここでWESTの偉いところは、自社製品であるキャプテンスタッグのブランドにこだわっていないというところ。国内外のあらゆるメーカーの製品が店頭に並んでいるのである。
そのキャプテンスタッグがキャンプ場を名勝・八木鼻の真下に開設。自社製品のレンタルなどでユーザー情報を得る場所としての機能のほか、災害の多い地だけに防災意識を高める場所として活用したいとのこと。知る人ぞ知るキャンプ場になっているとか。


そのキャプテンスタッグと双璧と言われるのが「スノーピーク(Snow Peak)」だ。これまた世界的なブランドになっている。こちらは1958年(昭和33年)の金物問屋が出発点。山好きの創業者が、自分の好きなものを作ろうと立ち上げた。
スノーピークは商標名。その登録は1963年とかなり早い。以来、このブランドを大切にしながら商品開発を進め、現会長である山井太氏が社長に就任した1996年、正式に会社名をスノーピークとした。ここからの国内外での事業拡大が凄い。
アメリカ、ヨーロッパ、オセアニアと次々に製品の輸出を開始。国内でもありとあらゆるショッピングモールなどに出店。全国各地の自治体や企業、大学などと包括的連携協定を締結し、地方創生や協働にも一役買っている超アグレッシブな会社だ。


スノーピークは、三条市中野原という実は山の中にある。ここには、「HEADQUARTERS Campfield」という広大なキャンプ場がある。以前ゴルフ場立った場所なんですかね?そこに本社・工場を移したのは2011年。
ここには本社のほか、博物館、ショップなどを集約。別棟の温浴施設&レストランのある「FIELD SUITE SPA」は、かの隈研吾氏の設計。オリジナルの箱型宿泊施設なども併設し、複合施設としてもにわかに注目の場所になった。
そんなブームを巻き起こしているアウトドアライフの提案についても、日本各地のキャンプ場やゴルフ場、屋外エリアで展開していることから、ますます注目度がアップ!新潟・三条の二大企業が世界のアウトドアをけん引しているのである。