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「写真の町シバタ2022」なる写真の展覧会を知ったのは、お隣新発田市に講習会を受講しに行ったときに、会社で一緒に仕事をするミーさんが帰りに寄ってみたいといったので付き合うことにしたのがきっかけ。
このイベントに合わせて、会社でもお世話になっている写真家・山崎エリナ氏の写真展「はじまりは車窓から」が同じ新発田市役所で開催されていたし、新発田の商店街でも、昔の店舗や懐かしい風景、家族写真などを展示する「まちの記憶2022」なども開催されていた。
この企画は、何年か前から「町を大きなアルバムに」を地元の新発田市の写真館が中心となった実行委員会が実施している。その集合展が市役所のギャラリーを会場に開催されているのだ(11月6日まで、山崎エリナ写真展はすでに終了。)
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写真をご覧いただければわかるとおり、何の変哲もないスナップ写真が展示してある。家族や仲間たちの集合写真や思い出の写真。そこには知らない人が移っているのだが、なぜかノスタルジックな気分に浸らしてくれるし、見入ってしまう。
きっと「時代」を見ているんだ、過ぎ去ってしまった時代を!自分の家族や思い出とオーバーラップして、他人なのに自分のように思えて、なぜか懐かしんでしまい自分の過去にタイムスリップしてしまうのだ。
誰でも持っている昔の写真。プロカメラマンが存在するわけではなく、被写体も有名な俳優やモデルでもない。写真の持つ力に注目したことは見事だ!しかも毎年のように展示会を企画したプロジェクトメンバーと、大事に保管していた写真を提供した市民に拍手を送りたい。
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そんな展示中の写真の中にお宝写真を見つけた。いつか廃線跡を紹介したいと思っていた「赤谷線」の廃止当日の記念写真があった。キハ58?国鉄色の気動車の前に知らないおばさんが立っている記念写真。1984年4月のことだ。まだ雪がたくさん残っている写真を見て、この年の雪害対策の仕事をしていたことを思い出す。
もう一枚発見!こちらは1912年大正元年に当時、新発田線(現・羽越線)が開業したころの阿賀野川橋梁の写真。何ともかわいい蒸気機関車とともに、初代の曲弦プラットトラス4連が写っている貴重な写真。実は、新津方の1連は1962年の列車とクルマの衝突事故でワーレントラスに架け替えられている。
鉄道写真を撮影しておくというのも、貴重な資料になるということなのか?今年8月の大雨でいまだ不通となっている米坂線をふと思い出す。僅かの時間だがそんな様々なことを思いを巡らす写真展となった。