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茨城での二日目の研修。国総研の重厚かつ広大な施設を見学した後は、つくば市からひたちなか市に移動。日立建機の「ICTデモサイト」におじゃました。
文字どおり、土木の建設現場でICT機器を活用して効率化、生産性向上に寄与するため、デモンストレーションを実演し、体感してもらおうという場所だ。
今回は地域で建設業を営む経営者層の研修の場であるが、さすが土木工事に携わっているだけに目を光らせていたし、メーカー側も力が入っていたような気がする。
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ICTを駆使して、三次元測量をして、施工面を的確にオペーレトする。重機にはタブレットなどが装備され、どれくらい掘削するかなどの指示が出る。このサイト(現場)には丁張はない。
施工のほかに土量計算や出来高数量の算出するなど生産性が向上は間違いないが、施工目標面に達するとそれ以上重機のアームが動かないなど、これは安全性にも寄与する。
重機に取り付けられたカメラなどで画像が送られてきたり、土量などのデータも瞬時にスマホなどに送られ、離れたところから確認したりもできる。研修参加者もスマホを見ながら感心しかりだ。
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写真上の転圧ローラは、自律式。もはやここまで来ると、機械が機械を動かしている感じ?人は必要なくなるのか?
工事現場でのICT自体は画期的なことと言えるし、建設業働き方改革の中でも生産性を上げていくために必要だとされている。
ただこの業界では、それだけ入職者がいないという悩みや、これまで培ってきた職人的な技術が失われないかと、私の場合は複雑な気持ちにもなってくる。それって、私だけ?
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