2月2日は「節分」。例年2月3日なのに、今年は一日早い?なぜ?
これは太陽黄経(たいようこうけい、太陽の通り道=黄道)を24等分したものが「二十四節気」で、太陽黄経の円周360度のうち春分の日が0度、315度(8分の7、冬至と春分の間)にあたる日が「立春」、その前日が季節の分かれ目と言意味で「節分」ということ。節分が一日早いのではなく、立春が一日早くなった。
地球のの公転周期は、約365.24。1年間の日数とはずれているのはご承知のとおり。うるう年も4年に1回入れて調整はするものの、まだ誤差がある。
ただ、太陽が315度に来る瞬間の日が立春となるため、一日程度前後するそうである。今回は、2月3日23時59分がその瞬間で、1分の食い込みで2月3日になったとのこと。
何でもこれは、124年振りとのこと。テレビ、新聞などでも取り上げられているが、実は4年後の2025年も2月3日が立春で、2月2日が節分だそうである。以後100年くらいの間に、何回かあるというが、天文学的なことになるので、見ても聞いてもよく理解できない。これ以上書き込むとボロが出そうなので、やめておきます。
それより、節分と言えば、豆まき。いや、いまや恵方巻が取って代わって節分の主役になっている。我々が小さい時には、豆まきはやった記憶はあるものの、恵方巻を食べる習慣はなかった。
これまた調べてみると、どうやら大阪が発祥の地。花街で商人や芸子さんたちが、座敷遊びをしながら商売繁盛を願い食べていたのがルーツのようだ。関西のことだから、東に伝わるのに時間を要したってところだろうか。
海苔を販売する業者が、徐々にそのことを宣伝に使い、寿司屋がそれに同調し、大きな広がりを見せたのは大手コンビニが取り扱ったのが1989年。広島で売り出した太巻きに「恵方巻」と名付けたのが最初で、徐々に全国に広がったそうだ。
今では、豆まきよりも恵方巻に。豆まきして豆を年の数だけ食べるというのよりも、太巻き丸々一本食べるという方が魅力だからか?
スーパーなどでも、恵方巻の売り場の方に断然力を入れている。しかもラインナップが凄い!海鮮巻きをはじめ、牛カルビやトンカツを巻いたもの、子どもが喜びそうな具材だけを巻いたもの、それらのミックスしてハーフサイズにしたものなど、種類は豊富だ。(写真中段:スーパーの豆まき用の豆コーナーと恵方巻のコーナー)
まあ、豆まきにしても恵方巻にしても、福を呼び縁起を担いだ商品、コロナ禍にあって、特に一年の中でも消費が伸び悩む二月に生み出された日本ならではの新型の風習ということで、いい方に捉えますかね。(個人的には、バレンタインデーの方が気になる?いい年して!)
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