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七ヶ宿街道で、本家と同じ屋号のそば屋を訪問

2021年12月21日 | 食(グルメ・地酒・名物)


七ヶ宿に長居をしている。七ヶ宿は、文字のごとく町域の中に七つの宿場があることによる。奥州街道(現・国道4号)と羽州街道(現・国道13号)とを結んだ「山中七ヶ宿街道」は、現・国道113号として整備された。
先に紹介したように、「七ヶ宿ダム」や「Book&Cafeこらっしぇ」はこの113号沿いにある魅力的なスポットだが、同時にここは「七ヶ宿そば街道」として知られていて、町の観光協会でも売り出し中のグルメの一つだ。
宿場の一つ「滑津宿」にある「吉野屋」というそば屋をスマホで検索。偶然にも私の本家と同じ屋号の店なので、いくつかあるそば街道の店の中で午後2時過ぎでも営業をしていることから、今回お邪魔することができた。



街道と宿場であることがすぐに想像できる街並み。立派な萱葺(かやぶき)屋根の滑津宿「安藤家本陣」の対峙するかのように、街道である国道を挟んで立派な構えのお店、「そば吉野屋」の木製の看板が目に入る。
店の中は古民家風。上がった座敷は天井(梁)が低く頭がぶつかる。座敷奥の黒い板戸も印象的。以前はこちらも萱葺の屋根で営業をしていたそうだ。
他の店ではおしゃれな店構えをしているところも増えてきているようだが、こちらの吉野屋さんはシックで古風、まあ決してきれいとは言えないのだが、そば街道の雰囲気はありありだし、七ヶ宿産のそば粉を使用するなどこだわりも期待できると。



そばは、角がたってしっかりとしたもの。なんでも粗挽きの更科粉を入れて風味と食感を出しているという。山形のそばより少し太く、白い色艶。タレは、あっさり系。甘くなく辛くなく、そばの風味を楽しめるようにとの配慮がうかがえる。
天ぷらは、野菜と山菜の盛り合わせ。衣がしっかりと付いていて、しかもたっぷりと盛り付けてあるが、くどくないのでそのままでもイケる。サツマイモが大きく分厚いのはサービスなのか、こちらはボリューム感があった。
さて、本家の次はどのそば屋にするかね?国道113号沿線には全線にわたりそば屋が点在していて、広域的そば街道と呼んでいい路線。高畠のラーメンや白石温麺もあるし、新しいグルメの発見と合わせ、また訪れることにしたい。

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