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何も考えずに、でも何かを求めて、鉄道の旅を続けています。今夜もmoonligh-expressが発車の時間を迎えます。

春なのに「オータムポエム」とは何ぞや?

2021年03月02日 | 食(グルメ・地酒・名物)


最近、「オータムポエム」なる菜っ葉が人気のようだ。我が家でも、つい数週間前に頂き物でもらったが、黄色い花を付けて、茎も太く、どうも苦そうなイメージがあり、どうやって料理しようかと思い悩んでいた。その時は。
菜っ葉だから、まずはお浸しでいただくことにするが、これが何とも甘いし、適度に歯ごたえもある。全くクセや苦味もなく実に美味しい。
それ以来、何回か購入することになって、ちょっとした我が家のマイブームになっている。

調べてみると、「アスパラ菜」というとう菜の一種で、オータムポエムというのは品種の名前。販売する種苗会社の違いによりオータムポエム、愛味菜(まなみな)とも呼ばれているが、ほとんど同じものといっていいようである。
中国野菜がもとで、品種改良されたもののようで、茎や葉っぱ、花芽などを食べる野菜だ。アスパラ菜は、食感と甘い風味がアスパラガスによく似ていることからこう呼ばれるようになったとか。
寒冷地や露地栽培では夏に種をまき、晩秋に収穫することから「オータム」というネーミングになったが、温暖な地域やハウス栽培では2月から4月が収獲の時期。甘味が特にますこの時期が旬!

全国各地で栽培可能だが、この辺で出回るようになったのは最近のことのようだ。
新潟では上越野菜として指定されている。平成4年に上越市の旧清里村で栽培されたのが始まり。冬場の野菜として需要も高く、栽培面積を徐々に増やし、評価を得てきたことで県内を北上する形になったようである。県内では、ほとんどがハウス栽培。
お隣の新発田市では、アスパラを特産品として指定しまちおこしに活用しているが、収穫時期が完全に反対となるアスパラ菜に目を付け、アスパラつながりの栽培を奨励しているようだ。そんなこともあって、この辺一帯にも今ブームが押し寄せているという図式のようだ。

茹でて食べるのもよし、茹でたものを和えるもよし、パスタに入れるなど炒めてもよし。天ぷらや揚げ物・巻物、いなり寿司の具材にも。鮮やかな緑色が、食欲をそそり、春の訪れを感じさせてくれる。
黄色の花も食べられますし、これまた彩にもなるのだが、実は上の写真のように、今花開こうという「つぼみ」のうちにいただくのが一番美味しいとのことで、こちらもサッと茹でて、ほかの野菜と一緒にサラダにしていただきました。(写真下)




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