行き先不明人の時刻表2

何も考えずに、でも何かを求めて、鉄道の旅を続けています。今夜もmoonligh-expressが発車の時間を迎えます。

北海道の広い台地をめぐり、日本の明日を考える

2019年03月21日 | 仕事(教育活動・いちご・建設・選挙含む)
先週の北海道への出張の件、今回は遠軽というオホーツクに近いところまで足を延ばすことになり、3泊4日の長丁場となった。



北海道も少雪の冬から春に向かう季節。しかし、立春を目の前に寒波に見舞われ、クルマで目的地の遠軽・北見に向かうが、旭川を超えると雪が目立つ。

そんな中で、地域の建設業の方は、地域の活性化と地域を守るための創意工夫と新たな挑戦する姿は熱いものがある。
この日も、外国人研修生を積極的に受け入れる事業所を訪問。同時に、担い手のいなくなった農業部門の継承に乗り出している。労働力の確保と第一次産業の継続は北海道でも深刻な問題だ。

ベトナムからの実習生は大工部門で技術の習得を目指している。単なる労働力確保というのではなく、日本の技術を身に着け、祖国でのインフラ整備を夢見る。
また、今後の外国における技術指導ということを考えると、海外での業務提携なども考えられるため、単なる実習制度ではない。
日本の技術力を認め、親日といわれる国や外国人がいるうちになとかしないといけないんじゃないですかね?

また、北海道の広い台地の中でも、ハイオクや農地の荒廃も見受けられる。少子高齢化は全国的な課題で、農業の継承という点については北海道も本州も同じ状況だ。
特にこの事業所では、寒さに耐性を持つマツの苗木の事業を継承し、ハウスで大規模に栽培を進めている。北海道内でも、この事業を行っているところはあまりないのだそうだ。



建設業も農業も、確かに屋外作業が伴い、職場環境は厳しいことは確か。ただ、熱い気持ちを持つ人たちによって、何とか継承されているこの時代にこそ、何とかすることを考えていかないと、日本は大変なことになりはしないか?

北海道の広い台地をめぐる旅は、世界規模、全国規模で考えをめぐる旅でもあった。




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