今日の通勤時に、自宅からほんの100メートルも離れていない県道で何かが車にはねられていました。
近寄って見ると、まるまると太ったチョウセンイタチでした。
いままで、野鳥観察やアセスメントの調査で近郊のニホンイタチやチョウセンイタチを昼間に観察したことがありますが、こんなまるまると太った個体は初めてです。
ニホンイタチはたまたま先月、東北半周旅行に出かけた時に、新潟県の村上市内で100mほどの距離で2頭のニホンイタチのひき逃げ遺体を確認したので、個体の大きさは認識していましたが、ニホンイタチとの大きさの比較には驚きました。
体長と尾長を合わせると約100センチ、体重は3㎏を超えるだろう、大きな個体でした、ホンドタヌキが少し痩せたくらいな感じがしました。
ニホンイタチと比較すると、尾の部分が非常に長く、同定は簡単でした。
通勤途中なので、雌雄の同定は出来なかったのですが、多分♂ではなかったかと思います。
生物の多様性とか、外来種の生息には、在野の研究者として常々感じ入る日々ですが、こんな市街地で生息しているのには改めて驚きました。
彼は歯をむき出して、いまにも起き上がりそうな感じでした。
人間の社会をまるで、呪っているような表情でした。
多分、道路を横切ろうとして、輪禍に遭遇したのではないかと思います。
人間ではなくて良かったではなく、小動物でも遭わない災難なら、遭わないほうがいいに決まっています。
南無妙法蓮華経 合掌