ファーストフードというと、マクドナルドやケンタッキーをまず最初に思い浮かべると思いますが、私はホットドックがまず浮かびます。
昭和30年代の後半だったと思いますが、父親と郊外の沼沢地に釣りに出かけた帰り道に、国道16号の街道沿いに、軽自動車のサンバーを改造してホットドックを売っている所に寄って食べたものでした。
今から思えば、コッペパンの三分の二くらいの大きさのパンに、キャベツの千切りと赤いウインナーを挟んで、ケチャップとマスタードを塗っただけでした。
確か30円くらいでしたか。
子供心ながら、すごく美味かったのを、覚えています。
今思えば、父親は買い食いが子供の頃から好きだったのでしょうね。
東京オリンピックの前後では、このような時代でした。
釣りから帰ってからは、友達から借りた子供の科学を読みふけり、早くアマチュア無線の免許を取って、世界中と交信をしたいなと、算数のテストも10点、20点だったのに、夢は大きく羽ばたいていました。
今から半世紀も昔のことでした。