年が改まったからと言って、年末年始の休暇は土曜日曜の休日がいくらか長くなったくらいの感じです。
元旦だからと言って、朝からお屠蘇を少し飲んだところ、お腹を壊してしまい、例年檀家のお勤めである、元旦のお勤めも行くことが出来ず、3頭のラブラドル犬と日の当たる寝室で午前中ゴロゴロしていました。
やはり、朝酒なんていうのは、サラリーマン生活をしていると体が受け付けないのでしょうか、小学生の頃までは、お正月というと枕元に新しい服があり、朝風呂に入り、お雑煮を食べていましたが・・・・
やはり、アルコールは日が暮れてからの習慣が良いようです。
暖房もしていない寝室ですが、雨戸をあけて、厚いガラス戸一枚にしておくと、室内が23度にもなり、犬たちも丸くなることなく、ゴロゴロしていました。
さて、今年は何から読書しようかと思っていたのですが、年末から気になっていた本を再読しようかと、机の上にしばらく置いてあった、宮本常一の「忘れられた日本人」を読み返しました、岩波文庫で出ています。
ここ数年で、網膜剥離の手術を3回もやり、文庫本は諦めていたのですが、ようやく読む気力がでてきました。
宮本民俗学については、あらかた読んだのですが、やはり初心に戻りたくて、再読してみました。
再読して、つくづく感じたのですが、今の日本の歴史のわずか前には、こんな民衆の歴史があったのだと痛感します。
振り返ると、科学技術は進歩したけれど、乱暴に表現すると、「日本人の根底はそんな変わっちゃいねえよ~!」という感じがします。
和魂漢才なのか和魂洋才なのか判りませんが、日本人のコアの部分はたぶん、宮本常一の民俗学の採集の頃と変わっていないと強く思いました。