「忘れられた日本人」の再読をして、思うところがあったのですが、昨日も、小林健二著「ぼくらの鉱石ラジオ」を再読してしまいました。
この本は15年ほど前に出版された本ですが、大変思い出があります。
昨日のブログにも書きましたが、医者をしていた友人に、「すごくいい本が出た。」と夜遅く電話をもらって、本の内容を話していたら、私も同じ日に本屋に注文を頼んだ本でした。
著者は私と同年代、クラブもアマチュア無線部、でも鉱石ラジオをここまで詳細に書き著した本は、なかなかありません。
読み返してみると、当時私も40歳過ぎでしたが、あちこちに鉛筆で線が引いてありました。
すごく、同時代を過ごしてきた友人が書いた本のような気がしたのでしょうか。
鉱石ラジオに興味を持って、当然のことのように当時の少年たちは、アマチュア無線の道をまっしぐら・・・・・
もし、昔のラジオ少年がいたとしたら、みんなこの道を辿ってきたのではないでしょうか。
出版社も筑摩書房というのが、意外です、価格は当時で3,300円でした。
もうたぶん絶版になっていることと思います。
過去に読んだ本を再読して感激しているのは、お爺さんに近づいている証拠でしょうか・・・・。