LKR日記

日常の身辺に起きる四方山な出来事を書き連ねたブログを始めました。
興味のある方は、お立ち読みください。

旅順工科大

2013年01月17日 20時54分14秒 | 雑談・その他


 先日、とある会報を読んでいましたら、以前お世話になったドクターが高校ラグビーの常勝高校でラグビーをしていた話を書いていました。
そうしたら、お父さんも戦前の中国大陸の医科大学でラグビーをしていた話が掲載されていました。
 その中で、旅順工科大と対戦した話しが出ていました。

 旅順工科大、私が学生時代の最後の年に所属した研究室の教授がやはり旅順工科大でラグビーをやっていた事を思い出しました。
 私自身、同学年よりも休学していたためか遅れて入った研究室でしたが、年齢の違いを配慮してか、一年間好きなことをやって、ちゃんと卒業しろよと諭して入室を許されました。
 同室のI君と、実験室を1部屋預かり、破格の扱いで一年間は夢中で勉強しました。
 卒論は、今で言う8ビットのCPUを使った温度制御というようなものでした。
ほとんどは、同室のI君と、別研究室のK君とで、就職試験の勉強をしていました。

 そのK先生は、ご存命ならば、白寿に届くご年齢だと思います。
卒業してから、先生のご自宅に伺いましたら、その蔵書の量に驚きました。
ほとんど、蔵書の中で埋もれて生活しているような感じでした。
 その時も、蔵書に埋もれながら、美味しいビールをいただいたことを思い出します。
 旅順工科大に入学した頃に、大陸の奥から入学した同級生は、生まれて初めて海を見て感激した話しや、満州鉄道の大きな蒸気機関車の話し、そして何よりも、大陸に沈んでいく夕日の美しさを話していただいた事を覚えています。

 私が落第生でなく、もう少し優秀な学生ならば先生に迷惑をかけなかった事が唯一の心残りです。
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製図器

2013年01月17日 07時13分51秒 | 雑談・その他


  私の住んでいる地域では二週間に一度いわゆる不燃物の回収が行われています。
  先日、焦げてしまった妻のフライパンを収集場所に出しにいったところ、他の不燃物の上に製図器のセットと丁字定規が廃棄されていました。

  製図器は黒いプラスチックのケースの蓋を開けると、コンパスやディバイダー、カラス口がほとんど使われていない状態でケースの中で鎮座していました。
  私も今から40数年も前に工業高校に入学した時に、親に購入してもらった製図器をいまだ机の引き出しに入れて、時たま使用しています。
  近所で工業高校に通っていた高校生が卒業したので廃棄したのでしょうか。
  なんだか、とても寂しい気持ちがしました。

  自分の学生時代は製図器と丁字定規を持つだけで、何でも設計ができる様な気がしたものでした。
  今時は、CADが中心で、本当に基礎的なことしか授業では習わないのでしょうが、事もあろうに製図器が不燃物のゴミとして廃棄されているとは。

  モノを大切にしない風潮が言われ出して久しいですが、このような状況をみるにつけ、亡国の思いがするのは、私だけではないと思います。
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