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「20歳のソウル」 秋山純監督 ○ 日活
千葉県の市立船橋高校通称市船を舞台に吹奏楽部だった主人公の短い人生を描きました。
吹奏楽部でトロンボーンを担当している大義(神尾楓珠)は落ち込んでいた野球部員のために「市船SOUL」を部活顧問の高橋(佐藤浩市)の助言もあり完成させます。その曲は「神応援曲」と呼ばれるようになり大義の名は伝説になります。大義は高橋を尊敬していたことも有り音楽学校へ進みますますいい曲作りを目指すのですが・・・。
野球だけでなく大人数のソーランの場面も有り青春映画それも高橋のセリフのように「昭和の青春」風です。ラストを知って見ている殆どの観客は大義が張り切れば張り切るほど心が切なくなります。
母親役の尾野真千子、祖父の平泉成、担当医の高橋克典らが脇を固め、「難病もの」ですがお涙頂戴だけでない作品となりました。
タバコは、なし。無煙です。