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「ブルーアワーにぶっ飛ばす」 箱田優子監督 ☓☓ PPハイライト
「THUTAYA」主催のコンクールで特別賞受賞した作品の映画化で、監督自身のオリジナルストーリーです。
東京でCMディレクターとしてそこそこ活躍している砂田(夏帆)は心優しい夫もいます。その上不倫までしていて、充実しているかに見える日々を過ごしていました。しかし、心の奥にはなにか満たされない思いがありました。
たまたま、実家の祖母を見舞うというきっかけがあり久しぶりに近づきたくない田舎へ向かいます。親友の清(シム ウンギョン)が行きたがったので一緒に車で行くのでした。実家では両親(南果歩、でんでん)と兄(黒田大輔)が暮らしていますが、一応酪農や教師としての仕事はしているものの、それぞれが全く折り合わず勝手なことをしているのでした。はたして、砂田は自分を取り戻すことができるのでしょうか。
内容云々の前にまず「セリフが聞き取れない。」という大問題があります。ボソボソ言ってんじゃねーよ、と突っ込みたくなる場面ばかりです。その上、シム ウンギョンの日本語もちょっとなまっているし、茨城の人々の言葉(実際はあんなに乱暴ではない。)も理解できず、こういう作品は是非「日本語の字幕スーパー」を入れて上映してほしいと思いました。
母親の描き方も極端すぎて、いまどきあんな不健康で姿勢が悪い60代は田舎にだっていません。田舎をバカにするのもいい加減にしなさい!
唯一の救いは祖母の存在で「孫のありのままを受けいれる」という姿が人間的でした。
タバコは、なぜかシム ウンギョンが喫煙者でたびたびハイライトを吸っていました。(☓)また、居酒屋の場面で同僚の男性がみんなで食事しているときに喫煙していました。(☓)