資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

ガス主任ポイント解説改訂その4GHPサイクル

2021年01月14日 | ガス主任技術者資格とその活用

(ガス主任試験受験に関係のない方、この記事は飛ばしてください)

 ガス主任試験ポイント解説の改訂その4、ガス技術科目の消費機器分野、GHPサイクルである。G・H・Pとはガスヒートポンプの略だ。ガス機器では、吸収式のサイクルとGHP(圧縮式)サイクルの2つが出題される。正確に言うと、基礎理論では、これに加えて、理想の熱機関、カルノーサイクルがある。消費機器分野では、吸収式よりGHPの方がよく出題されるため、こちらを解説する。

 

 まず蒸発器、ここは、冷媒液を蒸発させ、冷気を作る過程だ。この容器がサイクルの中心になる。次は圧縮機、ガスエンジンで気体を高圧・高温に圧縮する工程だ。そして凝縮器、気体の蒸気を液化する工程で、実は暖気がここから排出される。最後は、膨張弁、冷媒液体を蒸発しやすくするため減圧・低温にする工程だ。これが次の蒸発器に移り、サイクルが回る。

 このうち、夏季の冷房の場合、室内機が蒸発器で冷房、室外機が凝縮器で暖房となる。冷房の場合は、室内が重要だ。冬季の暖房の場合は、室内機が凝縮器になり、暖房、室外機が蒸発器になり、冷房になる。もちろん、室内の暖房のために行うものだ。

 出題されるのは、GHPサイクルの各機器名と役割、特に蒸発器と凝縮器の役割がが重要になる。このくらい覚えれば大丈夫かな。

 省エネの展示会でも、このサイクルがよく説明されるが、聞いていてもよくわからない。もしかして説明員もよくわかっていないで説明してるんでは、と疑いたくなるときがあった。

 それにしてもGHPは、冷房と暖房で、室内機と室外機が蒸発器と凝縮器で反対になり動くって知ってました?

コメント
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