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経財諮問会議の延期

2007-08-01 12:57:49 | Weblog
小泉前首相の唯一の功績と言われる、予算編成を官庁の官僚から官邸主導に切り替えるため設置された経済財政諮問会議が、今回参院選に於ける自民公明連合 与党の歴史的大敗のため、会議が延期されその存在すら危ぶまれる事態になりつつあります。経財諮問会議と言えば、先に示された2007年骨太原案に盛り込まれた幾多の構想や試案。それを具体化する来年度予算の大枠を決める概算要求基準の策定に向けての論議を始めようとした矢先の大敗で、政府与党は参院選の後処理で打ち合わせ時間が充分に取れないとの理由を挙げているが、余りにも大敗に予算編成の全てに見直しを迫られての時間稼ぎではと、憶測が飛ぶのも当たり前の事でしょう。
今度の選挙は官邸主導に対するノウーのサインか?国民は昔の予算に当たり陳情団を組み地方に財源を分捕って来る方法を選んだのか?折角皆で痛みを分かち合いましょうと言う今までの改革は一体何だったのか?
改革に逆行して明日の日本が果たしてあるのか?
政府与党がこのショックでもたもたしていると、また財務省役人がせせり出てお役人主導の予算や税制改革が行われかねない状態です。
力のある地方が予算を分捕り、ふんぞり返るお役人のご機嫌をとる様な昔には返り
たくないものです。
そのためにも経済財政諮問会議があるので、国民の納得のいく予算の大枠を一刻も早く 討議して貰いたい。