昨日は消費税増税前日で庶民は生活防衛のため出来るだけ多くの品物を
買い貯めようと店に押しかけ何処も夜遅くまで大盛況だったとか。
一夜明けて今日は4月1日全ての物が殆ど値上げ同然で物価が上がります。
奇しくも今日はエイプリルフールで此が全くの嘘であって呉れればよいものを
と大半の人は願ったのではないでしょうか?
しかし安倍首相は強気で、今回の増税の反動で、4~6月の需要極端な減は
折り込み済みで、なるべく緩和し7月には現在の成長軌道の戻れると楽観説
を強調しています。
更に来年10月の消費税再増税に対しても、色々打ち出す政府の政策で乗り
切れると見て居る様です。
しかし今回の増税で景気が大きく冷え込めば、安倍政権は命取りになる危険性
も出てきました。
かって初めて消費税を導入した竹下政権は1億円の故郷創生資金と言う
馬鹿な大盤振る舞いをとっての消費税導入でしたが、リクルート事件と相まって
退陣する羽目に追い込まれました。
又消費税を3%から5%に引き上げた橋本内閣は社会保険料値上げや所得税
等特別減税廃止と重なり景気失速で参院選で敗れ退陣です。
今回はアベノミクス効果を拠り所に消費税を3%引き上げを断行です。
竹下政権が消費税を初めて導入した時と同率の引き上げです。
幾ら景気上向きと言われながら影響が少ないとは考えづらい。
現在安倍政権は高い支持率と比較的好調な経済によって支えられて居ると言っても
過言ではない。
しかし安倍政権の遣ろうとしている強い日本の構築で集団的自衛権行使容認や
憲法改正論・国防軍創設等々右へ大きく梶を取る危うさが指摘されて居ます。
下手をすると安倍政権退陣の危険性も出て来た様ですね。
ただ此は消費税増税後の景気の成り行き次第ではありありますが・・・