行政の効率化・国民の利便性の向上・公平公正な社会の実現をモットーにマイナンバー
制度が創設された。
しかし実態はマイナンバー制度は国民に余り理解させず一方的に國が推進して来たと
云う感じです。
この制度は国民には余りメリットがなく、行政のための行政による行政の政策とも云える。
國は国民の利便性や、公正公平な社会の実現を強調するが、國により丸裸にされ今後
奴隷の様に管理されて行かねばならない国民にとっては余りよい事はない様に思える。
國は個人情報の漏洩は絶対起きない様なシステムと云って居るが過去の経緯からして
余り信用できない。
人間がする事の絶対と云う言葉は禁物です。
必ず想定外の事が起きる可能性があります。
現にこの制度施行に際し完璧な作業で完全実施に踏み切る筈でしたが、一部では早々に
綻びが見え始めて居るとも云う。
國は最初から9割程度の始動を想定して居た節もみられますね。
これで公正公平と云えるのか?
処で此の制度施行に当たり、昨年末日本世論調査会が行った全国面接世論調査結果が
発表されました。
まずこのマイナンバー制度に74%が期待しないと回答し、期待すると回答したのは23%。
この制度に対し77・7%が不安だと回答した。
その不安の原因は個人漏洩が59・5%で、國による監視強化18・8%でした。
是は実際に國により監視強化されてない今だからの回答なんでしょうね。
矢張り国民の大半以上は國を信用してなくて、個人情報の漏洩を一番懸念して居る様だ。
是は日本年金機構の大量情報流出と云う大失態をやらかし、実際個人番号を発送する
自治体で番号誤記載や誤配達が続出し国民の不安が高くなったのが大きな原因。
1億2千万人を対象にマイナンバー制度を創設すると云う一大国家事業ですから、困難は
初めから判っていました。
国民は丸裸にされ徴税強化される事に反発しています。
しかし国民の大半はマイナンバーのなんたるかを充分に知らされてない状態での、見切り
発車と見るのが妥当ではないか?
政府が期待した個人番号カードの取得を65%が希望しないと回答があった。
それが実際地方自治団体まで下りて来て動き出すと当然色々な問題が起きて来ます。
今後はこの制度を動かす國や自治体の運用に成否が掛かっています。
巨額なカネを使い失敗した住民基本台帳制度の二の舞いは御免被りたいですね。