中国の最大の議決機関である全人代会議で中国主席任期撤廃の憲法改正
案を賛成2958票・反対2票・棄権3票・無効1票で可決された。
3000人の評議員の殆どの満場一致と言ってもよいくらいの絶対多数。
無記名投票とは言え、反対2票、棄権3票があった事は特記すべき事。
毛沢東の個人崇拝が文化大革命と言う暴走を引き起こした。
これに懲りた鄭小平は、集団指導・世代交代を前提にした政治組織を作り
上げた。
しかし上位志向の激しい習近平は、強い中国を目指し、毛沢東・鄭小平等を
超える存在とし中国主席任期撤廃の憲法改正で、長期独裁体制を手に入れた。
これでアメリカに対抗し、一帯一路の世界制覇・米国に代わり経済面、武力面
で絶対有利を確保出来ると見たのでしょう。
国内的抵抗勢力排除に成功し、権威が落ちた米国に代わり世界をリードして
行く積もりの様だ。
ただ是に各国がついて行くかが問題ですね。
強引な中国の遣り方に反発が起きています。
自分の領土だと強引に宣言し南沙諸島を基地化して東南アジアから集中攻撃
を受けて居る。
しかし中国は大国、反抗すれば何されるか判らない、それに中国のカネは
魅力的です。
すでに中国はEUやアフリカを虜にして居ます。
全世界が中国の言うままになってしまいそう。
中国国民はヒットラーの様な悪魔の化身を誕生させたのかも知れませんね。