kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

練習を見て分かる事

2008-09-02 | 陸上競技
以前から色々と考えながら練習を見ています。あらためていうことではありませんよね?!ごく当然の事です。

前から「練習を見ていたら分かる事がある」とアドバイスを受けていました。また最近「言葉」と「感覚」についてもかなり感じる事がありました。こちらの意図する「動き」と若干のズレがあります。ずっと書いていますが、8月中は時間が取れずじっくりと時間をかけて動きを見ていませんでした。日頃言われている動きをひたすら意識していたはずです。

脚運びに関して「開かないように」という指導をしています。慣性モーメントから考えると当然の事です。ここをずっと徹底していました。それだけでかなり動きは修正されました。
が、中間以降の動きがいまいちでした…。感覚のズレがあるのだと思います。「言葉」はズレるのです。こちらが伝えたいイメージと選手が感じる感覚とが一致しません。ここをどうするかを昨日からずっと考えていました。考えた結果「抜く」という「言葉」で伝える事にしました。ここに関しては自分の中のイメージなので上手く伝わるかどうか不安がありました。

練習で繰り返して「抜く」感覚を作りました。特別な事ではなく、今までやっていた動きの延長にあります。「開かないようにする」が強すぎて、ずっとたたんでいます。だから走りが硬くなってしまって動きにスムーズさが生まれませんでした。選手もこちらの指導に答えるためにひたすら意識してくれました。繰り返す中で動きに変化が見られました。実際の走りの中で意識して走りましたが、動きが悪かった選手に力感というかスムーズさが戻ってきた感じがあります。1本1本集中して取り組む事でかなり動きの質が変わります。こちらが与えた感覚と本人達が感じる感覚が一致した感じがあります。「抜く」事で移動が増えます。それが「浮く」という感じにつながる。本当は「浮いている」のではないのですが…。

これが「理論的」に正しいかは分かりません(笑)。見ていて感じた部分です。トップの動きから学ぶ部分もあるとは思いますが、見ていて感じる「直感的」な部分です。きちんと感覚を身につけていかせたいですね。
コメント
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