kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

取り組む姿勢

2008-09-01 | 陸上競技
今日の練習は先週時間をかけて動きを作って来たので、それを実際の走りに結び付ける事を課題にしました。ある程度形にはなってきたと思います。

さっきも書いた内容ですが、私が伝えたいことが上手く伝わっていない部分があります。私が伝えたい事と本人達が意識している動き(感覚)にズレがあります。ここをきちんと埋めていく作業が必要です。練習中に個別に話をしながら動きを確認していきました。先週脚は動くが進まないという選手がいましたが、何とかまともに走れるようになってきました。男子で全く身体が動かない者もいるので練習量を調節して対応。少しずつ動くようになってくれればと思います。

最近(先週1度キレましたが…)、自分達で指摘しながら取り組む姿が見られます。私がいなかった分の成長が見られます。「どうすればいいのか?」を自分達で話しながら取り組んでいます。欲を言えば「自分達はこう思うんだが、それでいいか?」というのを聞けるようになると更にレベルが上がります。本当に正しいかどうかを判断するにはまだ不足しているモノがありますからね。

今日は2年生だけかなり走り込みました。明日から就業体験がありなかなか練習時間が取れません。他校は体育祭があるので同じようなものですね。1年生は通常練習ができるので分散して練習していきます。120を使っての走り込みでしたが、よく走れるようになってきた者が増えて来たと思います。

動きと感覚のズレを直す作業を最後に実施して終了。ここにもかなり時間をかけました。マンツーマンで見た時の方がやはり改善が速いですね。うちのチームは「スーパーエース」がいるわけではありません。全員がきちんと力を出して初めて勝負ができます。そこを自覚して取り組んでいかなければいけません。リレーを中心に取り組んでいます。しっかりと意識して欲しいですね。
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言葉を選ぶ

2008-09-01 | 陸上競技
ついに新学期が始まりました。8月があまりにも多忙だったので逆に落ち着くかもしれません(笑)。

今日は始業式で様々な先生方が話をされました。その中で気になったことが。それは「言葉」です。「服装に無頓着な者がいる」「白か黒を基調とした」とう話が出たのですが、聞いていて「絶対にこの言葉分かっていないよな~」と感じました。国語力が落ちていて、本を全く読まない生徒に日常会話以外の言葉を聞かせたら絶対に理解できないと思います。あとで聞いてみたら、案の定、全く理解していません・・・。本当はそれくらいの言葉を理解できないというのは問題なのですが、今の生徒にそれを望むのは・・・。

こう見えてもそのあたり、かなり考えて話をします。できるだけ分かり易く噛み砕いて話をしているつもりです。どこまで伝わるかはわかりませんが、日常会話レベルに落として話をすることが今の教員には必要だと思います。別に自分自身頭が良いとは思っていませんが、比較的本を読んでいるのでこの辺りはそれなりに分かっているつもりです。結構ことわざとか好きだし(笑)。こちらからのメッセージを伝えるのに、その手段は「言葉」しかありません。ここを理解させることができなければ「自己満足」で終わってしまうのです。気をつける必要があると思います。

練習前に選手には「分からないことがあったらきちんと聞くように」と話しました。感覚的な部分の話はなかなか分からない事が多い。また指導されている内容自体が分からない子もいるでしょう。それをそのまま放っておくのはよくありません。きちんと理解させることができないと難しいと思います。それもあるので結構頻繁(これも分からない?(笑))に、紙を配って読ませます。そのあと説明をするので少しは頭に入っていくと思います。これも「聞く気があれば」という前提がつきますが・・・。

この辺りの「情報の処理」の部分でかなり差が付くのは確かです。1を言えば10分かる子もいれば、10言っても1分からない子もいます。もちろんいきなり10指示することはありませんが、この辺りの差は大きいと思いますね。力を付けさせるためにはこのあたりもしつこくしつこく言っていかなければいけません。

指導者の「忍耐」が必要な理由はここにあります。我慢して繰り返していく・・・。こういう意味では私自身もかなり人間的に成長しているのではないかと感じますね(笑)。誰も評価してくれないので自分でしておきます(笑)。繰り返すことでいつか分かるんじゃないかと信じて指導していこうと強く感じました。
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