kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

繰り返す

2008-09-25 | 陸上競技
今日の練習は原点に戻ってドリルと走りを繰り返しました。大切なモノを忘れてしまわないように、意識するポイントを重視しての練習です。

夏にかなりの練習量を消化してきました。それで強くなるのではないと考えています。ある程度の量をこなすことで「技術練習」を繰り返すためのベースを上げていくための足作りをするという意味合いが強かったと思います。これから秋のシーズン中にきちんとした技術を身につけていきたいと考えています。

ドリルで意識した動きをきちんと走りの中に取り入れていく事を今日の一番の課題に置きました。繰り返す中で確実に動きに変化が生まれます。最初の時点ではこちらの求める動きが出来ませんでしたが、ドリルとランを2時間近く繰り返した事でさすがに変わって来たと思います。「重心の移動」「腕の使い方」「動きの切り替え」という基本的な動きの「タイミング」を合わせる事を課題に置きました。何度も繰り返す中でしかできないこともあります。単に「走る量が多い」のとは違うと思います。この辺りの事は確認していませんが、今一緒に練習をしている短距離グループの一番の特徴かもしれませんね。何を意識して走るのか?ここが理解できない選手はいつまでたっても変わりません。投擲練習を「カラ」でやるという話を聞いたことがあります。投擲物を持たずに基本的な動きを意識して何時間も繰り返す。集中も必要となりますし、意識をしなければ効果はありません。繰り返すためには基礎筋力も必要となります。サーキットや補強の必要性はここにもいえると思いますね。

ドリルもランもポイントを意識して取り組めば必ず変わります。半強制的に意識させていく事で変化を生み出します。もちろん、筋力がない者や持久力がない者はこの手の練習では耐えられません。指導者によっては「実際に大会ではそれほどたくさん走らない」という考えであまり走り込みをしないというのもあります。それはそれで正しいかもしれません。考え方の問題ですから、私がどうこういうレベルではないと思います。しかし、「繰り返す」中でしか見えてこないモノがあるはずです。

様々な事を考えて、実際にやっていきたいと思います。流れを作りたいですね。
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感謝の気持ちを持つ

2008-09-25 | 陸上競技
新人が終わってからの女子の日誌に書いてあった言葉「感謝」。大きな意味を持つと思います。

何度もこの辺りの話をしてきました。今の自分達が力を付けてきているのは「自分」の努力もあるが、それを支えてくれる人がいるからだというのを繰り返し話してきました。合宿に参加させてもらったり、様々なアドバイスをしてもらえる事に対して「感謝」しなければいけない。当たり前の事ではないのです。

今回の女子のマイルはうちの最後の種目でした。うちの選手はもちろん応援しています。女子が力を出すために男子が裏でかなり動いていました。ぶどう糖を買いに行ったりアイシング用の氷を準備したりと支えていたのです。応援する人数が少ないので合同練習するチームに頼んで応援してもらったみたいです。tabeやoshimaの選手も一緒に応援してくれたようです。自分達だけでここまできたのではない。走れない他のチームの「想い」を背負って走っているのです。

こういう見えない「力」があるから強くなれる。応援してもらえるチームを目指して取り組んできました。周りから「勝って欲しくない」と思われるようなチームにだけはなりたくはありませんから。強いチームには「責任」がある。周りの手本となるような「当たり前の事を当たり前にやる」という基本的な部分ができないチームは勝ってはいけないし、強くなってはいけない。

これまでうちは多くの学校の指導者や選手からたくさんの事を教えてもらいました。だから力がついてきた。今度はそれをみんなに伝えていかないといけない。「努力すれば強くなるんだ」というのを取り組む態度と姿勢で示す必要があります。それが「感謝」であり「恩返し」です。その気持ちを忘れる選手はうちにはいりません。

レース後、kida先生やogawa先生、多くの先生に「おめでとう」という言葉を頂いたみたいです。近くで頑張りを見てくれている人達からの言葉は選手にとって大きな意味があります。ありがたい事です。

感謝の気持ちを忘れず前を向いて進んでいきたいですね。チームが強くなるのは「指導者の力」だけではありません。支えてくれる多くの方々や選手自身の「努力」です。勘違いしないようにしなければいけません。間違った方向に進まないためにもきちんとした考えを忘れたくないですね。

多くの方に感謝。
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「夢」を持つ

2008-09-25 | 陸上競技
午後から講演会があり、漫画家の方が様々な話をされました。内容は「夢を持つ」事とそれを実現するための方法・手段について。よくよく聞いてみると日頃から選手に対して話している内容です。「意識する」「立場を変えて物事を見る」「考え方」についてが中心でした。いつもの話を別の人から聞くというのは大きな意味があると思います。

「夢」を達成するためには「出来る」と信じて、「紙」に毎日書いていく事が必要だと言い続けておられました。「夢」を達成するためにはそのために何をするべきかを考えていく必要が生まれます。そこは「本人の意志」だと思いますね。「夢」を持つ事は最低限の条件です。その実現のためにどれだけ「本気」になれるかが重要だと考えています。

今の生徒、「夢」を持ちづらい感じを受けます。「毎日それなりに」が多い。将来どうしたいという部分よりも、目の前にある事を適当にやっておけばいいという感じが多い。「夢を持て」と言われても目指す場所がはっきりしていない者には難しい…。「進学したい」「就職したい」は「夢」ではなく、単なる「希望」です。それだけでは何も変わりません。期限が来たから行動に移すだけで、それまでのプロセスは意味を持ちません。

今のうちの取り組み、きちんと「意味」を持たせたいと考えています。周りから「馬鹿じゃないの?」と思われても、「絶対にできる」と信じて取り組んでいきたいと思います。可能性を信じて、それに向かって一生懸命になる。できると信じてそのために必要な努力をしていく。ここから学ぶ事は大きい。

「考え方」が大切です。それを身につけるために様々な話をしています。他の学校がどうか分かりませんが、大切なのはこの辺りだと思って私はひたすら話をしています。きちんと伝わってくれたらと思っています。
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