kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

専門へのこだわり

2008-09-07 | 陸上競技
陸上に関わっている中で自分なりのこだわりがあります。競技に関する部分も強くあります。

どうしても自分が400m系をやっていたので、この種目に対して他の指導者よりも思い入れが強いと思います。別に全ての選手に400系をやらせようとは思いませんが。100mで戦えるならそちらのほうが良いですし、選手自身の思い入れもあるでしょう。性格的に400系に向かない選手もいます。他の指導者と比べて、短長に対する想いは強いと思います。

以前は短長中心に考えていました。自分が現役の頃はスタートに対しては「遅れなければいいや」くらいの考えでした。指導者になって数年間、選手がいなかったのもありますがスタートに対する指導には避けている部分があったと思います。それではまずいのでかなり考えたり、話を聞いて回りました。感覚という部分は少なかった気がしますが、考えていく上でかなりのモノはクリアできたと思います。スティックを使うことで意識する方法も考えました。「走る」という部分は共通しますし、こう考えていく中で短短への想いもかなり強くなりました。

が、やはり短長への思い入れは強い。それもマイルや400mHへの気持ちは特別なモノがあります。
今回、中国地区で400mHの指導をさせてもらいました。うちの学校の選手も2名参加しました。うちの選手、ほとんど素人同然の選手達です。1人は400mHを3レースしか走っていませんし、もう1人は1回も走った事がない(笑)。全く調整していない地区大会で1人は初めて70秒を切りました。レースは完全な失敗レースで改善すべき点が山積み。あと1秒は上がります。もう1人は脚が痛くてレースに出ませんでした。つまり新人が初戦(笑)。ひどい話です。が、かなり強いと思ってます。

指導者がこだわる種目は選手が強くなる可能性が高いと思います。うちは400mHで上位で戦い続けたいと思っています。もちろん、他の種目もこだわりがあるので戦いますし、かなり力はついてきているので決勝レベルにはなっていると自負しています。

女子の400mH、普通に走れればかなり面白いと思います。まだ他県との差はあると思いますが、きちんと練習が積めれば戦えるようになると思います。県内の400mHをリードしていく存在でありたいと思っています。来年は3人中国に出場できるレベルに引き上げたいと考えています。だからと行って練習の基本的な部分は変えるつもりはありませんが…。

ある意味私の「想い」の部分が強いかもしれません。「想い」が選手達の「強くなりたい」という気持ちと重なればどんな種目でもきっと結果がついてくると思います。男子の4継、女子の両リレー、きちんと走れれば春先よりは確実に強いと思います。リレー中心にチーム作りをしていますから、選手達もその気持ちは強いと思います。こだわりを持つ事でやるべき事が見えてくると思います。

あと2週間、きちんと力が発揮出来るように準備したいですね。一人でも多く決勝に残り、中国新人を経験できるようにしたいでと思います。一人一人がその意識を持って取り組んで欲しいと願います。
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強めの刺激と反省点

2008-09-07 | 陸上競技
昨日は専門練習だったので、練習量はそれほどでもありませんでしたが時間はかなりかかりました。1つ1つ課題を潰していく作業ですから時間と労力を使います。大まかな指示を与えながらも個別に対応していくので疲れます(笑)

今日は最近の練習のまとめ。前半少し時間をかけて動きの確認をしました。意識するポイントを明確にしてから短い距離で動きを確認。この辺りは繰り返すしかないと思います。冬季のシーズンの取り組みの柱が決まりました。徹底したいですね。

走練習は新人まであと2週間なので、強めの刺激を入れました。とはいっても走り込みと比べるとセット数を少し減らしています。この辺りが難しい所ですね。疲労を残さず、きちんとした刺激を入れる。ここで強化練習を無駄にはできませんからね。負荷としてはかなり強めです。私が指導スタイルを学んでいる場の練習量は半端ではないので、「落とす」といっても普通の学校の強化練習並だとは思います(笑)。

最近は男子と女子で少しメニューを変えています。それほど人数は多くないですが、狙う種目も違いますし負荷のかけかたもかなり違います。共通する部分ははずせませんが、ある程度は分けないといけません。女子の量は少し増やしています。後はその都度様子を見ながら変更。男女共にしっかり走れたと思います。課題は見えて来ているのでそこを各自がどれだけ意識して取り組むかですね。

練習終了後、差が出ます。男子はすぐに後片付けやグランド整備をしますが、女子は「走り終えた」という充実感に浸っていました。女子は気持ちの切り替えが甘い…。まだやるべき事が残っているのに、次に向けて動く事ができません。基本的な部分はかなり成長したと思いますが、まだ周りを見て冷静に動く部分が足りません。自分達の事で精一杯という感じが強い。
昨年、県新人でマイル予選が終わった後に「ダウンをしてアイシングを」と指示を出しましたが、男子の予選が終わるまでスタンドでレースを見てからダウンへ…。これはダメだな…と思いました。応援したい気持ちは分かりますが、自分達のやるべきこと・優先事項が見えていません。感情的になって動くだけではミスを繰り返すのです。だから何度も「歴史は繰り返す」と言い続けているのです。

形にはなってきていると思います。レベルが上がれば上がるほど、やるべき事・求められる事は多くなってきます。力が付けば他のチームからも注目を浴びます。その時、目標とされる選手達でなければいけません。どれだけ力があっても、茶髪や横柄な態度を取っている選手であれば応援される事はありません。「責任」を持って取り組まなければいけないと思っています。「力」がつけば勘違いをしてしまい、「自分は偉い」と思ってしまいます。だからどんな態度でも良いと…。ここは絶対的な部分です。日頃の取り組みが現れます。
応援されるチームになるためにしっかりと取り組まなければいけません。まだ先は長いかもしれませんね。
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