kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

周囲の理解とアドバイス

2008-09-14 | 陸上競技
これだけ陸上を中心に生活をしていると周りの支援というか理解が必要になります。私みたいな人間を理解してくれる人はあまりいないと思います。ある意味特殊ですからね(笑)

「考える」事が好きで「心配性」、論理的に物事を捉えようとする半面、許せない部分に対しては半端なく怒ります。周りの人からすれば扱いづらいと思います。疑問に思った事はすぐに聞きますし、納得できるまで調べたり勉強します。自分では研究職に向いているのではないかと考えています。勉強する中で自分に足りないモノを補っていきたい。その想いはかなり強いですね。

この性格を理解して相手をしてくれる周りの人の存在があるから今の自分があるのだと思います。色々な部分で「不運」だと思いますが、「人」には恵まれていると思いますね。周りに理解して適当に扱ってくれる人がいるので、自分の長所を殺さずに活動ができているのだと。

基本的に心配性です。その話をある人にした時に「良い指導者になるためには楽観的な人間より心配性の方が良い」と言われたことがあります。自分は最高の指導者だと思って指導する人もいますが、間違いなく「大きな勘違い」だと思いますね。そうやって自分をアピールする事で自分を保っているのだと思います。私は絶えず「これでいいのか?」を自分に問い掛けています。それがどうしたといわれるかも知れませんが、私は成長するためにはこの辺りの部分は大切だと思っています。その感覚で取り組んでいて、それを理解してアドバイスを下さる周りの方々の存在は大きいですね。

心配性だから練習をやり過ぎる(笑)。そこを「やり過ぎだろう」と指摘される。何人の人に「落とす」事を言われたか(笑)。もちろん地区新人が終わったら練習を落とすつもりでしたが、かなり指摘されたので計画していた以上に落としました。夏はかなり暑かったのでそれくらいしないとダメだったかもしれません。アドバイスは素直に聞く部分も必要ですね。昨日はogawa先生が選手に「お前ら、俺のお陰で練習量が減ったんだぞ」と言ってました(笑)。確かにその通りですね。

私自身、勘違いだけはしてはしてはいけないと思います。全員が自分の存在を認めてくれるわけではないからです。きちんと自分がやるべき事をやり続けて、選手を育てる事で恩返しをしていかなければいけません。様々な方の協力を得て今の自分がいるのですから。自分に出来る事を精一杯やっていきたいですね。

「人」を大切にしていきたいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

指導システム

2008-09-14 | 陸上競技
指導システムと書くと大袈裟かもしれませんが、共通する指導理念を持った指導者が増える事は大切な事だと思います。ここが強くなるためには必要な部分ではないかと考えています。

私は以前から書いていますが、「育ててもらっている」と感じています。私だけではなく数人の若手(もう30代ですが(笑))は、指導理念や基本的な技術について学ぶ機会を与えられています。その中で共通する指導システムができていくので、誰が見ても基本的な部分は抑えられます。まだまだ足りない部分はありますが、それぞれが勉強しながら取り組んでいるのは確かです。

このシステムのメリットは「目的」は同じでも「方法」「手段」が違うという事です。行き着く技術的な「目的」は同じモノでも、そこにたどり着く「方法」「手段」が若干異なります。例えるなら「旅行の目的地」が同じでも「車」「バス」「電車」「飛行機」という交通手段が違うという感じでしょうか。手段が違えば見えてくる風景が違います。それぞれに良い部分があるのです。
だから同じ視点を持った複数の人間が指導をしていきアドバイスをする事で見えてくる「風景」が変わる可能性があります。それにより自分に合った感覚が身につくと思います。一緒に練習をするとこの辺りのメリットが大きいですね。

この部分は選手だけでなく、指導する側にも言えます。同じ事をやろうとしていても「伝え方」が違います。話をする中で「この伝え方いいな」と思うものがあります。全く違う「目的」を持った人とは上手く話が合わない可能性もあります。教育的視点、技術的視点が近い人とだから上手くリンクするのだと思いますね。それぞれ性格はかなり違いますが、だからこそ上手くいく部分があると。

選手を育てていくために、まずは「指導者の資質」を高めていく必要があると以前ある人が言われていました。全くその通りです。だからこそ我々は「育ててもらっている」のだと思います。昨日一緒に練習してうちの選手がアドバイスを受けている姿を見て強く感じました。逆に私もアドバイスをします。抱え込みではこのような事はできませんからね。良い関係が作られていると思います。

指導システム。短距離系でも少しずつ出来て来ている気がします。ここで満足するのではなく、何が出来るかをしっかり考えていかないといけませんね。選手は恵まれた環境を与えてもらっていることを感謝していかなければいけません。それが次につながるのですから。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする