kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

男子の存在

2008-09-27 | 陸上競技
先程の続き。

男子も走りましたが、こちらはきちんと本数走る事を課題に置きました。もちろんスピードをきちんと維持していかなれば意味がありません。まだまだハイスピードでの量を消化できる体力的なモノが不足しています。女子よりは本数を減らしています。これは男女の違い、種目特性の違いからです。それでもかなりの量だと思っています。

男子は本当にひたむきに競技と向き合う者が多い。脚の痛みがあっても走り続けます。セーブしないといけない部分もありますが、気持ちも大事にしたい。ギリギリのラインですが出来る限り走らせました。体力的に厳しい者もいますが、来年の春に総体や中国で勝負しようと思ったら1本走れるだけでは意味がありません。予選、準決勝、決勝とラウンドを進んで行きますし、リレーも絡んできます。その辺りも考えながら基礎体力と走力を上げていく練習をしなければいけません。

女子が40秒走をするときに男子には見ておくように指示を出しました。まだ一度も中国を経験したことがない男子と4回目になる2年生女子、違いがあります。それは自分達が中国に行って戦えなかった「悔しさ」を感じているかどうかの「差」です。中途半端な取り組みでは戦えません。スーパーエースがいたとしてもなかなか戦う事はできません。だからチーム内で競争をして各自が力を高めていくしかないという意識で追い込み練習をします。なんだかわからないまま参加した1年生との「差」もここにあります。それでも1年生女子はかなり刺激を受ける環境を作ってきましたから、「今のままでは戦えない」という意識が芽生えています。がむしゃらに取り組みます。この姿を見て学ぶ事はあると思います。「今」しか出来ないことに必死になる姿は心打たれるものがあります。男子は何を思ったでしょうか。

うちの女子が力をつけてきている要因の一つに「男子の存在」があります。男子が様々な面で女子をサポートしてくれます。お互いが助け合いながら取り組む事で強くなれると思います。

女子は中国新人で更に学ばなければいけません。それをチームに還元できるかが大切です。少しずつ積み上げていく事でチームは強くなると思います。

久々に走り込みましたが、よく走っていたと思います。あとさその負荷に見合うケアと休息が取れるか?同じ事を繰り返さないようにしなければいけません。取り組む意識の成長を期待したいですね。
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強めの練習

2008-09-27 | 陸上競技
今日は午後から下関に行く用事(打合せ)があったので少し早めに練習を始めました。いつもより30分早く始めてメインが終わる所までは練習を見たいと思っていたので。来週の水曜から土曜まで国体に行くことになったので自分の所の練習を見ることができません。次の週は中国新人なのである程度は刺激を入れていかなければ…。見れるときには時間を作っていかなければいけません。

今週はひたすら動きの確認をしてきました。色々と思うところがあって、もう一度原点に戻った練習をする必要性を感じたので。ハイスピードでのタイミングの合わせ方を中心にやってきました。いかに無駄な力を使わず、前に進むための動きが出来るか?!ここに課題を置きました。

ドリルで動きを確認してから短めの距離で動きを作る。いつものパターンです。ここにたどりつくまでにかなりの時間を要します。指導者によってどこに中心を置くかは違うと思いますが、基本的な事を繰り返して身につけさせる事は大切だと考えているので時間をかなり使います。選手は良く集中して取り組んでいたと思います。こういう雰囲気が続けばかなり動きが変わると思います。

メインはいつも通り150m。かなり走りました。女子は中国新人に向けての強めの刺激として位置付けています。100m系は1人なので途中で引っ張らせました。こういう形でもチームに貢献できます。久しぶりに追い込んだので最後は身体が動きません。それでもきちんと競争しようとする意識を持ち続けていました。抜かれたら抜かれっぱなしではマイルでも勝負はできませんし、自分自身の力を高めることにつながりません。ここの意識は大切だと思います。
今回の150mはうちのマイルのアンカーのための練習です。もちろん他の選手にとっても大きな意味がありますが、これからうちが戦っていく上でキーパーソンとなるのはアンカーです。アンカーがどれだけ強くなるかで最後の争いが決まります。3走とアンカーは夏場にきちんとした走り込みができていません。加えて精神的な負荷もかかっていません。走れなくて悔し涙を流す事に比べたら負荷をかけて動けなくなる苦しさの方が辛くないはずです。そこに向き合わせました。

女子に関しては、走り込んだ後に更に40秒走を実施。メンタル面の強化が一番の狙いです。自分がレースの途中で離されたらチームは戦えないというのを肌で感じさせるために意図的に入れました。うちの400系の選手は持続勝負の者が多い。元々中距離を得意とするタイプの選手ばかりです。心肺負荷をかけて乳酸を出しまくる練習も必要です。以前は走るだけという感じの選手もいましたが、今は随分違います。特に2年生は気持ちが強い。あれだけ負荷をかけているにも関わらずきちんと前半からスピードを上げて入りました。1年生はまだここが弱い。気持ちを前面に出した走りが出来るようになればもっともっと強くなると思います。2年生2人の気迫に引っ張られて2本目は全員前半から走る事ができました。良い傾向です。走り終わった時のフォローは2本目走らなかった1年生1人に任せました。チームを意識させ、その場その場で自分が出来ることを考えさせる事が重要だと考えているからです。やっとチームらしくなってきました。

その後の練習はキャプテンに任せました。きちんとやったはずです。

長くなったので男子に関してはまた書きます。
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