kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

合同練習

2008-09-13 | 陸上競技
新人まであと1週間。例年なら1週間前に高校選手権があるので実践でのスピード刺激が入ります。今年からは10月に県体が実施されることになり、事前に刺激を入れる事ができなくなりました。そこで事前にogawa先生にお願いして一緒に練習をしてもらう事にしました。スピード刺激を入れてその中から課題を見つけて修正しました。

一緒に練習して刺激を入れるという意味もありましたが、もう一つはogawa先生にうちの選手の動きを確認してもらうという部分もありました。疲れを抜いて来ているのでかなり動き始めています。地区新人を私は見ていないので、これまでのうちのチームと一緒に練習してきた人に客観的に見てもらうようにしました。

暑かったですが、かなり良い動きが出来ていました。女子の400mHは新人のランキング1、2位の選手が一緒にやりました。もう1人は互角の力があると思ううちの選手3人で走りました。流れを確認する中でそれぞれが課題を見つける事ができました。行き当たりばったりのレースにならないように組み立てていく必要があります。この3人が表彰台を独占できたらと思っています。確率としてはかなりのモノだと思います。期待したいですね。

スプリントの方も段々と手応えを感じてきました。夏休み最後の新人でみんなから「ひどすぎる」と指摘されていた男子、走れるようになってきました(笑)。今日は同じ地区の他校の先生にも「地区新人、全く動いていなかったですね」と言われました(笑)。悲惨だったみたいです。「脚を作る」というか「量を追う」という時期は必ず必要だと思います。うちの短距離グループは質も量も追うのでかなりのダメージです。私とは違って冷静なogawa先生から「きちんと練習落とすように」と注意されていたので、意識的に練習を軽目にしました。それでも他校より走っていると思いますが…。まー私達の基準はkida流なので中途半端な量ではありません(笑)。「最近うちは練習多いんじゃないかと思う」と話をしたら、「そんなもの数年前からわかってるだろう」とすぐに突っ込まれました(笑)。

今日は男子もかなり走れていました。ogawa先生もきちんと評価してくれたので問題ないレベルまで回復してきたと思います。うちが地区新人で負けた4継チームはビビってましたから(笑)。普通に走れれば問題はないのです。1年生2人が11秒4前後で走る力がついてきていると思うので4継は楽しみです。
女子も同じく。エースが不調から戻ってきつつあります。スピードレベルが戻れば簡単には負けないはずです。加えて400mの選手もスピードが向上しつつあるのは好材料ですね。150mでこの2人が互角。スタートがはまれば2年生エースの方が強いとは思いますが、スピードレベルが上がってきているので見応えがある走りでした。

「楽しみですね」と言われたのでやはり動くようになってきているのだと思います。あとは「心」の安定と「身体」コンディションですね。今からは強くなる練習はできません。力を発揮するための練習がメインです。うちの選手、「ダメなんじゃないか」とマイナスに考える事が多い。それが試合に出ます。これまでどれだけの練習を積み重ねてきたかをしっかりと考えるべきです。マイナスに考えても何も生み出しません。プラスの方向で考える癖をつけなければいけません。ここが今から1週間のポイントです。気持ちのコントロールをしっかりしていけば力は出せると思います。

あと1週間、心身共にきちんとコントロールして欲しいですね。思うことはたくさんあったのでまた書きます。
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気持ちの持ち方

2008-09-13 | 陸上競技
女子の指導をし始めて5年経ちました。それまで全く女子の陸上に興味がなく、男子中心で考えていました。まー男子中心というか「自分の競技」しか頭になかったですから女子の陸上は考えていなかったですね。

最初の数年はどう扱っていいのか正直分からなかった気がします。男子は気持ちが伝わりやすく、比較的自分達の意志で取り組みます。ある程度レールを引いたらあとは自分達でやることができます。やらない者もいましたが、次第に浮いた存在になります。男子はかなりやりやすい。
女子は…大変です(笑)。好き嫌いも激しいですし、感情論で物事を考える部分があるのでそれに対応するのが大変でした。私の関わり方に問題がある部分もあったのかもしれませんが、「気持ち」が伝わる部分は少なかったですね。力があっても「心」が育たなければ力は発揮できない。持論です。

昨日ミーティングをしたと書いていた女子の日誌に様々な事を書きました。女子チームが強くなるための気持ちの持ち方を。これは私が考えているだけなので正しいかわかりませんが(笑)。女子は表面上の付き合いが多く、相手に嫌われたくないので問題点があっても陰であれこれ言うだけで何もできない者が多い。加えて「他者から認めてほしい」気持ちが強いので他の人と比べて上手くいかないときに嫉妬に近い感情を抱きます。ここがさらに表面上の関係を助長させる。大切な場面での失敗は必ず裏に大きな理由があるのです。

本当にチームとして戦いたいなら、「心」をつながなければいけません。一人でやっているわけではありませんから。ミーティングではこの辺りの部分を中心に話をしたみたいです。同じチームメイトの成功を自分の事のように喜べるか?苦楽を共にした仲間と同じ気持ちになって悔しがることが出来るか?ここに本当の意味でのつながりができるのだと思います。リレーで勝負をしたいと口でいうのは簡単です。そのための「心」のつながりを本物にできるか?気持ちをどう持って行くか??ここにかかっています。

これまでの数年間で様々なことがありました。多くの事を勉強させてもらった気がします。大変な事が多かったですし、なかなか伝わらない部分があって無意味さを感じた事がかなりありましたが、きちんと次につながっていくなら勉強させてもらうチャンスだったと思うべきかもしれません。馬鹿らしくなっても投げ出したら何もえることはできません。その時わからなかったことでもいつか分かる…。大切な事なのかもしれませんね。
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