kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

坂道とウエイト

2009-11-24 | 陸上競技
今日は文化祭の代休で休み、昨日と同じように午前中練習、午後は勉強としました。とにかく時間の確保だけはしておきたかったので。

これまた久々にサーキットのタイムを計りました(笑)。マネージャーがいないので普段は選手に計らせています。今日は時間があったので実際の動きを見ながら細かく指示を出しました。自分で負荷をかけることが出来るようにはなっていますが、時間が経つにつれて動きが小さくなってきます。きちんとした動きで正確な負荷をかけることが必要となります。サーキットのRESTは基本的に移動時間だけ。すぐに次の動きに取り掛かります。意識レベルに応じて動き自体も変わってきます。やった振りをするだけでは効果は上がりません。

その後、軸を意識するために普段は練習終了前にやる補強を少しやってから軸作りのドリルに入りました。軸作りというと何だか大きな事のように聞こえますが、しっかりと身体を支える感覚作りをしているだけです。かなり地味ですが(笑)。こちらも久々に見ると動きのタイミングが遅れてしまっている者がいました。基本的な感覚作りであっても全てはスプリントの動きに結び付かないといけません。他の動きに関してもそうですが、何のためにやっているかをきちんと理解できなければ本当にやるだけになってしまいます。ある程度任せられるようになったとしても動きの基本的な部分や修正はきちんと見ていなければいけません。当たり前ですが。

基本的な事をやってから坂道へ。坂道を上手く走れるようになるという事は非常に大切だと思います。坂の角度や距離によってその効果は大きく違ってくると思います。学校の前に調度良い坂があるのでそれを利用しています。坂道を使って追い込むというのはやっていません。技術的な要素が大きいと思うのでたくさん走るよりは課題を持って取り組む方が効果が高いと思います。距離が少し伸びると後半動きが大きくなってしまいます。ここをどうコントロールするか。パワーで走っていると後半まで続きません。上手く走れればスピードも出せますし、最後まで維持できると思います。

更にグランドに戻って少しだけスティック走をしました。筋出力を高めた状態でもう一度走りを作る事で感覚作りにもつながります。最初は上手くコントロール出来ていませんでした。また、見ていて加速段階の動きが少し大きくなっていたのでスティックを若干調整しました。スピードが上がってくるといつの間にか動きが大きくなってしまいます。久々にじっくり見てみると明らかに大きくなっていました。加速から中間へのつなぎの段階でストライドが広くなりすぎてしまうので上手くトップスピードが乗らなくなります。そう感じたので少し幅を縮めて修正。かなり走っているのでやはり疲れていましたが動き自体は悪くなかったと思います。

その後さらにウエイト(笑)。どれだけやるのかって話ですね(笑)。まー水曜日と木曜日は出来るだけ勉強の時間に充てたいと思っているので調度良いのではないかと思っています。導入段階の練習はほぼ終了です。約1ヶ月ですがほぼ予定通りできたと思います。さすがに少し落とさないと持ちませんからテスト週間を使って回復させていきたいと思います。刺激と回復のバランスを見ながらやっていきたいですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハードル練習と往復走

2009-11-24 | 陸上競技
月曜日、前日休み&テスト週間に入ったこともあり、練習ができるときにやっておこうという考えのもとしっかりと時間を取りました。テスト週間ですが午前中は練習、午後から勉強で時間を確保します。通常生活をしても午前中ダラダラするだけですから学校である程度やる方が確実に効果があると思っています。

いつも通りの流れでスタートしてハードルを使った基本的な動きをやりました。補強としてのリズムスキップではなく動きの切り替えを意識したリズムスキップをやったり、ハードルのリード脚&抜き足の動きをやりながらもスプリントに結びつく練習をしっかりとやりました。ハードルを越えるとどうしても膝が開きます。上手く跳べる選手と跳べない選手の大きな差はこの辺りに出てきます。基本的にはスプリント動作の延長だと思っていますから、その部分の動きを意識させます。膝から下を大きく使ってハードルを越えようとすると間違いなくブレーキになります。絶対に接地のポイントがずれます。今私がやっているハードル練習では高く跳んでも構わないと話しています。上から下にきちんと意識できる方が良いからです。この辺りは誰かに確認したわけではありませんが、接地のポジションをきちんと作ることを考えてやっています。
先日も書いたかもしれませんが(記憶があやふや)、抜き足の連続動作をする中で意識するべきポイントがあると強く感じました。ここ最近意識的にやっている「重心の移動」の感覚です。身体の軸が前方向に進まないとハードルの距離が遠くなったときに次のハードルに届きません。膝から下を大きく使って無理矢理ハードルを越えていきます。先ほど書いた上から下の動きにはなりません。この辺りをもう少し上手く使って重心移動の感覚を養えるとスプリントに生きてくるのではないかと考えます。なんとなくですが(笑)。

その後、ハードル走を実施。選手が男女でハードルインターバルを変えてハードルを置いていたので、全員それぞれのハードルを跳ばすことにしました。インターバルでの調整能力を身につけさせたいと思ったからです。以前はよくランダムハードルとして本当に適当にハードルを置いていました。慣れない選手は本当にハードルを跳ぶだけになってしまうので意味がありませんが、ある程度慣れてくればハードルインターバルで自分で調整して両足を器用に使いながら跳んでいきます。これで400mHへの対応もできます。余り詳しく書くのは止めておきますが(笑)、この手の調整能力はスプリントにも生きてくると思いますね。このハードル走も基本的には接地のポジションとタイミングをつかむための練習です。振り下ろしのスピードを意識させることですスプリントに活かされます。

で、さらに往復走を実施。どこまでやるのかって話です(笑)。水曜日以降はさすがに練習量を落としたいと思ってるのでできるときにしっかりと走りたいと思いました。先週の水曜日に実施した100mの往復走。学校でやる場合、100m位が限界です。競技場まで行くと時間がかかるので11月いっぱいはできるだけ学校でやろうと思っていました。そのため往復走が一番適しているかと。これも先日書いたと思いますが、以前やっていた導入の形に戻した感じでしょうか。
走っていく中で明らかに動きが良くなっている者がいました。akaneの走りがかなり良くなっています。今までは身体が暴れていてそれをコントロールすることができませんでしたが、最近はある程度まで制御できるようになってきました。それに伴いスピードが上がってきました。今のうちの女子では少し力が抜けています。距離が短いというのもあるかもしれないですが、この1ヶ月くらいで変化を見せています。非常に面白いと思いますね。
故障明けの者もある程度のスピードで走れるようにはなってきました。まだ8割くらいだとは思いますが、1週間前は練習の流れに乗ることもできませんでしたが本数もスピードもある程度のレベルで保てるようになっています。女子は6人しかいませんから全員の劇的なレベルアップが必要です。そのためにはしっかりと練習を積むことが必要。中四合宿までには回復させて高いレベルでの練習に参加させたいですね。

これも何度も書いていますが、意識が変われば全てが変わると思っています。ワイワイやる楽しさと競技に対して真剣に向き合う楽しさは全くの別物です。自分の中にある可能性を最大限に引き出せるのは「本人の意志」です。どれだけ力があっても、指導者の言っていることを理解しようとする気がなかったり、指導者に不信感を抱いている間は絶対に強くなりません。練習の1つ1つが「やらされている」状態になりますから。まだまだ本当の変化になっているかは分かりませんが、チーム全体が目標に向かって進みつつあります。練習の意味を考えようとする姿勢が随分増えてきました。本気になれば全てが変わっていくのです。求められるモノがどのレベルなのかをしっかりと理解させていきたいと思います。

久々に練習を最初から最後まで見ました。やっぱりやることはたくさんある気がします。時間を有効に使っていきたいですね。午後からは勉強。テスト週間に入っていますからこちらのほうもしっかりと取り組ませていきます。できることは全て全力でやるから意味があるし、他の部分につながると思っています。各自がどれだけ自分のために努力していけるかですね。暖かい1日でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

土曜日の練習~文化祭終了後~

2009-11-24 | 陸上競技
土曜日、天気も悪くなりそうでしたが、文化祭で疲れはてているのではないかと考えて金曜日に走っておいたので練習を落としてもいいかなという感じでした。しかし、私が担任をしているクラス以外はかなり早く終わってしまいました。体育館に集まってのフィナーレも何もありませんでしたから2時半過ぎには全体が終わっていました。あっけない終わりです(笑)。

片付けをしているところにキャプテンが来て「練習どうしますか?」と聞いてきたのでいつも通りやると指示しました。最初はウエイトのみの予定でしたが、サーキットとドリルもやることにしました。この辺りは全く嫌がらないですね。当たり前ですが。

チームとして活動を始めた数年前、文化祭の時にスカートを短くしたり化粧をしたりと話にならないレベルでやらなければいけない状態でした…。私が見ていなければ大丈夫、周りが化粧をしてスカートを短くしているから自分も良いという段階でしたからどれだけ話をしても伝わりません。競技に対して口で言うほど真剣になれていなかったからです。数年前は文化祭終了後に「練習をするか?」と聞いたら「今日は色々とあるので…」とか「もう家に帰っている途中」とかいう感じでした。なかなか想いも伝わらない。その上「こんなにキツいことはやりたくない」「先生に怒られるのが嫌だ」といって退部していく。チーム作り自体に力を注がないと練習ができない状態でしたから競技だとかインターハイだとかいうレベルではありませんでした。本人達の気持ちを本気にさせられなかった私の責任も大きかったですね。

今の女子は徹底しています。スカート等の最低レベルのことはもう1年以上は注意していません。当然ですが…。おしゃれや女らしさを意識している間は競技に専念できません。厳しいようですがこれはこれまでの短い指導歴の中から感じています。2年生女子、文化祭中も常にマスクをしていましたし、3年生も周りが雰囲気でスカート丈が短くなっても自分達は関係なくきちんとしていました。本人達の意識の問題ですね。県を代表するチームを目指すからには日常生活もきちんと出来なければいけません。「あんなチームが…」と言われてしまうようでは目標とはされませんからね。

話がそれましたが、文化祭終了後はサーキットとドリルを自分達でやっていました。私が練習に参加したのはウエイトの途中でした。ある程度の事は自分で出来るようになっています。ウエイト後の補強種目ができない者がいたので久々にダウン補強を実施しました。昨年のこの時期故障をしていたmisatoがひたすらやっていたものです。かなりキツいですが自分の意志で動かし続けるという意味では本人の「強くなりたい」という気持ちが現れます。こういう自分と向き合う機会を与えることで更にやるべきことが見えてくると思います。昨年かなりの気持ちで取り組んだ冬期でしたがそれでも届かなかった。それを越える気持ちが無い限り目標には届きません。力だけではなく意識面で越えない限りは戦えません。

少しずつ近づいている感じはします。もちろんまだまだですが(笑)。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする