kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

人を動かす

2009-11-30 | 陸上競技
経営者は自らが動くという部分よりも、他の人を動かすという部分が長けていなければいけません。私利私欲で動くのではなくどうすれば上手くいくかというのが本質の部分で分かっていなければ人は付いてきません。孫子の兵法は物事がどうすれば上手くいくのかを書いていますが、様々な場面で適切な行動や判断をすることで兵士の能力を最大限に生かすという部分が中心です。技術的な部分ではなく「本質的」な部分です。
指導というのは「人の心を動かす」事だと思っています。技術的な事が分かるのは最低条件です。一流選手または長い間競技を続けていた人が指導者になる。ごく自然の流れですし、技術的な部分は押さえています。これも言われ続けている事ですが、そのような選手が指導者として適しているかは全くの別問題。実績があるから指導者として優れているとは限りません。何故かは書きませんが(笑)。
経験則で物事を進めていく事は非常に怖いと思います。自分が上手くいった経験が全てに当てはまると考えがちです。ほとんどの場合は上手くいかないことが多いですね。成功には個別の要因が大きく関わってきますから。経験で補える部分と補えない部分があると思います。

またも話が逸れてきていますが、技術的な事以外の要因は先天的な事だけではなく、後天的に身に付くと思います。特に「人を動かす」ことや「人を育てる」事に関しては、信念を持って取り組んでいく事で見えてくるものがあります。この部分、実は非常に大事だと思います。
どれだけ「優れた製品」があったとしてもその製品の特徴や良さをきちんと知ってもらわなければ売れません。クチコミで広がっていく事でブームになることもありますが、時間がかかります。技術的に優れた考え方を持っていてそれが相手に伝えられなければ意味がなくなってしまいます。「この動きを学びたい」と思わせる事が出来るかが指導者の「指導力」だと思っています。「強くなりたい」「上のレベルで戦いたい」と本気で思わせる事が出来るか?ここに今の私の命題があります。

選手に様々な事を求めます。私がそのまま止まっておくわけにはいきません。選手に求める分、私もその成長以上に多くの事を身に付けなければいけないと思います。選手には求めるが自分はやらないというのでは示しがつきません。常に周りに気を配りながら生活をする。簡単なことではありませんが、やはりしっかりとやっていかなければいけないと思います。「人を動かす」ためにはまず自分がその先頭に立って動かなければいけない。そう思っています。もちろん、練習はしませんが(笑)。

「人を動かす」ためには「人を見る」力が必要となる。関わり方の部分が大きく関わってきます。うちの選手は私がぶち切れてもたくましく生きています(笑)。私が「許すこと」「許さないこと」を分かっているからだと思います。私は注意をした感情をずっと引っ張らないようにしています。もちろん頭には来ますが、長いこと引っ張っても互いに良いことにはならないので。ダメなものは絶対に許さない。それはしっかりと伝えておかなければいけませんが、私が決めたルールだけではなく自分達で決めたルールもあります。自分がやるといった事が出来ないようでは目標に向けて努力することはできません。そこをしつこく繰り返し話をしていく事で「心」が変わっていきます。変わらない場合もありますが(笑)。それでもしつこく言い続ける。忍耐力です(笑)。

まだまだ「人を動かす」というレベルの器ではありません。だからこそしっかりと学んでいく必要がある。時間はかかりますが私自身が魅力ある人間になり、人を引き付けるような人間にならない限りは難しいでしょうね。まだまだ遠いですが、自分を高める努力を日々していかなければいけないと思います。

またあやふやな文章ですね…。雑文お許しを(笑)。
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もう一度見直す

2009-11-30 | 陸上競技
以前購入した本をいくつか読み直しています。陸上とは全く(?)関係のない、哲学や思想のような内容です。教育という観点よりも、「経営者の理念」のようなものを中心に読んでいます。小説はあまり興味がないのでほとんど読んだことがありません。明らかに片寄ってます(笑)。

本を読むということは「先人の知恵」を学ぶことだと思っています。これは結婚した当初義父から言われた事で、その辺りを境にかなりの数の本を読みました。孫子の兵法も3~4種類購入して読みましたし、松下幸之助は8冊以上は読んでいると思います。どこまで記憶に残っていくのかが微妙です(笑)。

世の中、自分の考えややり方が一番正しいと思っている人がいます。どこで身に付けたのかは分かりませんが、決して考え方を変えない。それで押しきれる可能性もありますがほとんどの場合は上手くいきません。自分は上手くいったと思っていても本当は上手くいっていなかったり、後で反動がきてしまう。よくあるパターンです。正しい生き方というのがどんなものかは誰にもわかりません。

私は陸上の技術的な部分に関しては師事している方がいます。これに関しては間違いない部分があると思っているので、自分が疑問に思っている事があれば質問させてもらっています。流行の動きだったり、一流選手の動きをそのまま真似るのではなくきちんと意味を考えながら、何故そのような動きをするのかをかみ砕いて理解してからやるようにしています。ハイテクACの中村監督はどのような情報でも包み隠さず提供されています。ここ最近は多くの指導者が北海道を訪れています。情報を公開しても本当の意味が分からない(考えない)人が多いと話されている記事を見たことがあります。師事している方と同じことを言われています(笑)。結局技術的な事に関しても「普遍的なモノ」「根本的なモノ」があるのです。目に映るものだけをみて判断するのではなく、何が大切なのかを見極める力が必要となる。

技術的な部分ではなく、「考え方」はどうなのか?実は昔から変わっていないのです。経営者は「人を動かす」事に関して大切な何かを持っています。人と人が繋がっていくのは「お金」や「地位」ではなく、「心」です。数年前に「マネーゲーム」的に実体の何もない株の売買で巨額の利益をあげる経営者が何人も出てきました。他者を動かすのに「お金」があればなんとかなると思っている発言も多く聞かれました。現時点であの時の経営者、何人が残っているでしょうか?普遍的な「考え方」を持っておかなければ、人の上に立つ者として相応しくないのです。
私は別に管理職にも興味はありませんし、周りから評価されたいと思うこともありません。単純に「知りたい」と思っています。人の「考え方」や「内面」について、多くの事を知りたい。それは特定の個人ではなく「人」としての根本的な部分をもっともっと知りたいと思っています。哲学にかなり関心があるというのもこのあたりにつながっているのではないかと感じています。

人の数だけ考え方がある。だからこそ、普遍的な考え方を身に付けていく事が必要となる。多くの人の考え方を知っていくと、上手くいく人の「考え方」が見えてきます。逆に周りを見ていて「これは上手くいかないな」というのも見えてくる。それは単純に感覚なのか、意識的に見ているからそう感じるのかは分かりません。生徒はもちろん分からないですから、痛い目に合わないと分からないのかもしれません。まー出来るだけ痛い目に会わないようにしてやりたいなーとは思いますが、なかなか伝わりません。そんなものです(笑)。

最近、自分は変わってるのかな~と感じるようになりました(笑)。そこまで考えなくてもいいんじゃないかという部分もありますが、性格的に無理ですね(笑)。私が考える一生懸命と周りが考える一生懸命では若干違う感じがあるなーと思っています。情熱を持って人と向き合う人が少ない感じがあります。必要ない所にこだわったりするエネルギーがあったら、もっと大切な所に力を使うべきなのではと思います。難しい部分ですが、今の仕事をやっていく上では誰のためな一生懸命になる必要があるのかを考えていく事が大事だと。

なんだよく分からない文章になりました(笑)。なんとなく読んでください(笑)
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