kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

少しの手応え

2013-02-16 | 陸上競技
金曜日、朝の段階では雨でした。屋外で練習をするのは不可能な状態。補強をしようという感じでもないので基本的な部分の意識をさせることに。前日の練習の中で感じたことがありました。合宿では指導をせずに走りをひたすら見るという機会を与えてもらえたので出来る限り見るようにしていました。その中で感じたことや木曜日のタイヤ引きの中で感じたことをどうすれば良い動きができるのかなと考えていました。

膝を締めるということは繰り返し言い続けていました。この部分の徹底はできていたと思います。が、何かが足りない。その部分をずっと考えていて前日のタイヤ引きの中でイメージがわいてきました。これは正しいかどうか全く分かりません(笑)。基本的に何が正しくて何が正しくないかなんていうのはこの状況で議論することではないと思います。指導する側が冷静さを失わずにじっくりとみていくことができればそれで何とかなるのではないかと思います(笑)。これまでずっとずっと意識させていた「股関節」の部分の使い方です。

以前、我が師匠が「膝を締めて前に出せば腰が付いてくる」と言われていました。同時に「今の選手はそれができなくなってきている」とも。生活様式の変化なのか?ここは分からないが今までの指導とは変えていかなければいけない部分があると言われていたのです。この部分、経験的なところから感じるところなのでしょうか。私には分かりませんでした。年末に兵庫の高校に練習見学に行かせてもらった際、夜の食事をしながら色々と話をしたのですがそういうところを頭の片隅に置きながらずっと考えていました。ほぼ引きこもりです(笑)。

朝練の段階から今までやってきた動きの感覚を少し変えたいなと思いました。結果的に同じ動きになるような工夫というか意識です。30分間でしたがひたすらやらせました。股関節を使いながらやっていく動きです。改めて意識次第で動きは変わるなと感じました。ここで感覚がつかめる者と意識できない者では大きな差が生まれると思います。

午後は会議があったので練習の前半は選手に任せました。とは言っても会議が30分程度で終わったので基本の部分に間に合いました。この流れは大切だと思っています。練習の始めに意識させたい部分に刺激を与えておく。その部分を練習につなげていくという流れをここ最近はずっと意識させています。

練習のメインはタイヤにしました。通常は連続でやることはないのですが前日の動きが良かったのでもう一度やることに。なんとなくなのですがやった方が良いと感じたので。タイヤに時間を取りたかったのでスタート練習を省略することに。やりたいことはたくさんあるので全部を限られた時間の中でやっていくのは難しいですからね。

タイヤとショートを組み合わせて数セットやりました。本数を重ねていく中でこちらがやろうとしている動きに近づいていました。本人達の感覚もかなり良かったようです。意識するところはシンプルにしました。今までと少しだけポイントを変えています。これだけスピードが出ると選手も楽しいと思います。私も少しだけですが手応えを感じることが出来ました。これがレースで出せるようになればこれまでとは全く違う結果を出せるのではないかと思っています。

こちらが狙っていることができるようになると全体に変わってきます。自分的に感覚が変わってくると選手の取り組みも変わってくると思っています。何とか動きの定着を図れたらと。やることは多い。しかし、ポイントとなる部分はそれほど多くはないのかなと。希望が見えてきた気がしています。ここで油断することなく選手には取り組んでもらいたいですね、
コメント
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