kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

合宿2日目

2013-02-12 | 陸上競技
月曜日、合同合宿2日目です。この日は朝から暖かかったですね。これくらいの天候の中で練習ができるというのはありがたい。私達の役割は選手の練習環境を整える事だと思います。天候云々は我々ではどうにもできませんが他校の選手と一緒に走る環境を与えてあげる事はできます。単独校でできる事もあるのかもしれませんが、指導者が与えられる刺激と他校の選手から得る刺激は絶対に違うと思います。

午前中の練習の最初に少し練習を離れました。申し訳ない気持ちがありましたが、私の指導のベースを作ってくださった先生と話をさせてもらいました。昨年の春まで一緒に働いていたバスケットボール専門の先生と色々と話を。陸上や選手の指導に関しては師匠から学んでいますが、同じ職場で他の種目で一生懸命やっておられたこの先生からは本当に多くの事を勉強させてもらいました。種目は違っても選手との関わり方などは大きな影響を受けています。改めて感じますが私は人に恵まれていると思います。多くの方から様々な事を教えてもらいながら成長してきました。この年になっても学ぶ事は山のようにあります。

かなり長い間話をさせてもらいました。今までは同じ職場でこのような話をずっとしていたので懐かしさもありました。話をする中で色々と刺激を受けます。私自身のエネルギー充電になります。もう私は若い方ではないのかもしれませんが、二人の関係は出会った頃と変わりません。10年来の関係になります。チームスポーツの指導者から学ぶ事は大きい。強くなるためにはやはりチームづくりが大切です。個人がどれだけやっても周りの雰囲気が悪ければ浮いてしまいます。そうなると頑張り切れない。だからみんなで同じ方向を向いていかなければいけないのです。改めて感じました。

その後、練習へ。他の先生方にはご迷惑をおかけしたのではないかと思います。申し訳ないですが尊敬できる先生と話をする時間を作らせてもらいました。

私が外に出た時には短距離系は走っていました。距離的には150m。数本を一セットにして5セットです。男子は疲れ果てていましたがそれなりに動きを維持。跳躍選手はバネが完全に切れてしまっていました。この辺がスプリンターなんだと思います。見ていて「以前よりチームとして本数が持たなくなったな」と感じました。悪い意味ではなく。数年前まではうちはロングスプリントチームでした。短短は1人か2人だけ。周りからは「すぐに400選手に変える」と言われていました。爆発力はないが本数を持たせる事で勝負をしてきました。今考えると技術的な指導が不十分だったのかもしれません。もっとスピードを上げる事ができていたら上のレベルで戦えていたのかもしれません。反省すべき点ですね。
本数が持たなくなった変わりにスピードレベルは上がっていると思います。そういう練習が中心となっています。それはそれで仕方ないと。マイルチームというよりは4継チームになっています。選手が変ればチームも変わる。改めて感じましたね。

女子の何人かはかなり走れていました。確実にチカラがついています。一部の選手が強くなるというのは面白くありません。同じ練習をしているのですから本当は全体的にレベルアップしないといけないのです。繰り返しになりますがここには明らかな「差」があるのだと思います。絶対にやってやるという強い欲求があるかどうかです。あったとしても何をしたらいいか分からない選手は強くはなれません。

全体の練習が終わって少しだけ話をしました。合宿を終えて何を感じるかです。陸上競技には大番狂わせというのはあまりないと思っています。スタートラインに立った時にはほとんど順位は決まっています。普段の練習で全く走れていなくて大会だけいきなり速くなるということはありません。気持ちで持っていける部分では限りがあります。今やらなければいけないのは大会までにきちんとした練習をする事です。大会の時に「負けて悔しい」と言ったところでもう手遅れなのです。それは高校生にはなかなかわかりません。負けて悔しいという思いも長続きしないで数日後には忘れてしまいます。これの繰り返し。そんな思いをしないためには今目の前にあるやらなければいけない事をしっかりと見極めてやって行くことが必要なのです。なかなかできないというのが今の高校生です。結果だけを求めたいというのは無理です。負けたくないならやらなければいけない。でも頑張り切れない。

同じように身体のケア。脚の痛みが出たり怪我をした時に初めて「きちんとケアしておけば良かった」と思う。よくあるパターンです。痛みがない時は「自分は怪我をしないから関係ない」と聞き流します。話しをされている時は痛くないのですから自分には関係ないと思う。が、そういう選手に限って繰り返し怪我をする。痛みが出た時に「治療しないと」と思ったり、脚が痛くて走れないと気持ちが下がる。この段階で完全に手遅れです。痛みが出ていない時にきちんとやっておくことで故障を避けることができるのです。これも結果が出た時に初めてやっておけば良かったと思う。

練習も身体のケアも同じことです。結果を突きつけられた時に初めて「きちんとやっておけば良かった」と悔やむ。人は目の前のことでいっぱいいっぱいになりがちです。だから先のことを考えることができない。でも先を見据えた行動は必要不可欠になるのです。難しいところなんですけどね。

こういう話しを自分のこととして聞くことが出来るか?大切なのは心を動かすことだと思います。頑張り方が分からない選手は、話を聞いて何かを感じ取らないといけない。それを行動に移せるような選手でなければ強くはならないからです。最後は選手自身の問題です。指導者がどれだけ本気になっても選手がその気にならなければ結果は変わりません。ここも感じ取ってもらいたいですね。

選手がどれだけ本気になれるか?大きな部分だと思います。目標に向けて本気でになってもらいたいですね。こういう環境を与えてもらえることに私も感謝したいと思います。
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合宿1日目

2013-02-12 | 陸上競技
日曜日、この日から1泊2日で合宿。冬期練習後半となり刺激も不足しつつあります。いつもお世話になっている先生方と一緒に合宿をすることに。選手も刺激をもらえますが顧問の私も大きな刺激をもらえます。前回は100人規模の合宿でしたが今回は半分程度の人数でした。これくらいのほうが効率が良いですね。一人一人の練習も見れます。

今回は「しっかり走ろう」という話になっていました。前回は基本的な動きをしっかりとやっていきました。あれから色々と考えながら練習を進めています。こういう「勉強の場」があるかどうかというのは我々指導者にとっては大きな部分だと思います。こういう場を設定してくださる師匠には大きな感謝をしなければいけません。単独でどれだけやっても限界があります。近畿や関東の強豪校は互いの練習を真似しながら良い所取りをしています。「自分が一番」だと思っていたら指導者としては伸びないと思います。選手を伸ばすためにはまずは指導者が勉強する必要がある。そしてしっかりと考える機会を持つ。大事なことです。

午前中は基本をやって短い距離。男子は動きにキレがありません。もう一押し欲しいなという感じです。それなりに動いてはいますがいい時の動きと比べると90%程度でしょうか。うーん。女子も同様。キャプテンは膝の裏の痛みがありドリルが思うようにできなかったとのこと。一歩目で潰れてしまい加速に乗れないと言っていました。故障というよりは疲労から来るものだと思います。筋肉が疲労で硬くなってしまっているのかなと。無理のないように取り組ませました。1年生エースはある程度力を発揮していました。それでも何故か2組目に入っています。ここに関しては一切言いませんでしたが「勝負したい」と思うのであれば自分の力に見合った組に入らないといけません。1年生だからという気持ちでやっているといつまでたっても先には進めません。この気持ちの部分が変わらないと大きな大会では力が出せません。

午後は走練習。短短は120m+60m、短長は300m+150m+60m。午前の練習が終わってから「何のため練習をするのか」という話をしました。普段はかなりドリルをやってから練習に入ります。合宿などではそこまでやりません。自分でしっかりと意識しておかなければ「走るだけ」で終わってしまいます。ここが分からないと合宿の意味がなくなります。せっかく他校の選手と一緒に走れるのです。自分の力を試す場になります。「参加するだけ」で終わってしまうのはもったいない。特に県内で勝負をしていかなければいけない相手が複数参加しています。こういう場で今の自分の力を確認することが大事です。

跳躍選手はこの日は走らせました。最初は良かったのですが後半はバテバテ・・・。苦手な練習です。動きをしっかりと保つことを意識させました。これだけも随分違います。県総体などを考えると連日のハイレベルなレースをこなしていかなければいけません。一日だけ、1本だけでは困ります。最後はかなりへばっていましたがまずまずかなという感じですね。3年生女子も参加していました。こちらも同様。疲れてからの動きです。以前と比べかなり走れるようになってきました。グランドが緩いのでパワーを使って走ってしまいます。その分疲れが来るのも早い。昨シーズンはこのグランドで走ってから完全に動きのタイミングが崩れてしまいました。本当はその前の段階で崩れていたのかもしれません。今回はかなり高いレベルで安定して走れていました。最後はばてていましたが(笑)。女子キャプテンもある程度走れていました。かなり力がついています。痛みがあるものの確実に勝負できるレベルにはなっています。もうワンランク上ですね。
4継メンバーの中心となる1年生2人。2組目で走っていました。本当にもったいないですね。人数的に1組目は限られているので難しい部分がありますがもったいないですね。2組めではある程度走れています。エースは断トツ。やはり1組目に入るべきですね。もう一人は前半良いものの後半になると足が流れまくります。下が緩いのも影響しているとは思うのですが・・・。疲れてくると動きが全くコントロールできません。この選手がうちの4継のカギを握っていると思っています。持っている力を出せれば48秒台も見えてくると思っています。逆に昨年通りであれば50秒をちょっと切って終わり。全く勝負できないと思います。「4継メンバー外れるかもしれないという危機感を持たないといけない」という話も個別にしました。「大丈夫」と思っていたらすぐに逆転されます。この「危機感」を持ってくれるとかなり違うのですが。物足りなさが残ります。力はあるので出し切れるようになってもらいたいですね。

短長は300m。全く練習でやっていませんが何とか走れるだろうという感じでした(笑)。男子はまずまずの走り。エースは3本とも39~40秒で来ました。この状況でこの走りであれば十分ですね。もう少しスピードレベルが高いはずなので記録はもうワンランク上がると思います。面白いですね。女子は・・・。不安定。力は付いていると思うのですがこの状況であれば戦えません。しっかりと考えていかないといけないと思いますね。ダラダラ走るような練習ではダメですね。最初から先のことを考えずに行けるところまで行く。こういう部分ができるかどうかで力が変わってきます。まだまだですね。

ある程度走れるようになってきているという実感はあります。疲れている中での合宿。気持ちの部分も大きく影響してくると思います。もうひと頑張りです。
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トレーニングのみ

2013-02-12 | 陸上競技
土曜日、次の日から合宿となっていたため走らずにトレーニングとしました。1週間以上連続の練習となります。きついでしょうね。それでもここは絶対に外せない練習になると考えていました。体力的にも精神的にもしんどいところをどうやって乗り越えていくか?大きな部分です。

翌日のことを考え、この日の練習は8時からとしました。最大3時間やったとしても11時前後には終わります。残りの時間はケアや休息に充てることができます。こちらとしては最大の配慮です。実際のところこの週はウエイトができていませんでした。前半練習日程を大幅に変えて走っています。その中でウエイトは外せないと思っていたのですが計画通りにいきませんでした。1週間ぶりのウエイトです。トレーニングだけでは不十分なところがあります。大きな筋群を強化するためにもしっかりとやっておかないといけません。

全体的に基礎筋力的なものは伸びています。無駄に大きくなるのは避けたいので30分程度だけ。ベンチとスクワットのみ。もう少し器具があればもっと早く終わるのですが、今の設備だけでも他校からすればかなりあるほうだと思います。贅沢はいえません。先週の土曜日のトレーニングは見ていないので久々に見てみると最低ラインは超えています。女子で30kgを「最低目標」にしています。ベンチプレスでは体重の70%、スクワットは体重の120%くらいが最低ラインだと思っています。大きくするだけではなくこれが使えるようにならないといけないですが・・・。

トレーニングはやはり「差」があります。この「差」が実際の伸びに直結していると感じています。良い練習を安定して出来る者と波が激しい者、時間が経過したときに取り返しの付かない「差」となってしまいます。この時点ではなかなか気づかない。「甘さ」があります。それぞれの選手に話しかけて促したのは促したのですが自分たちで強くなろうという雰囲気にならなければいけないと思っています。こちらが求めるものの60%程度の安定度です。これではちょっと戦うのは厳しいかなと感じています。シーズンが近づくにつれて「危機感」が強まります。選手自身がどれだけそのことを感じているのかは分かりませんが・・・。

少し雰囲気が重くなっていました。疲労度もあるでしょうね。それでもしっかりとやっておかないといけない部分があります。男子もさすがに身体が重そうでした。ハードルジャンプなどを見ていると普段なら余裕で飛べる高さを何度か引っかけています。今更ですが週の中に一度休みを入れておいたほうが良かったかなという雰囲気でした。合宿のために調整するというのはあまり好ましくないと思っているのですが、さすがに冬期練習の後半ですからダメージも蓄積しているのでしょうね。故障しないように最大限の配慮だけはしておかなければいけません。

ほぼ予定通り11時には終了。あとは選手に任せました。この時間の使い方が有効に使えるかどうか?大きな部分だと思います。意識の「差」にも影響を及ぼすと思います。ここで「強くなるために何をしないといけないのか」を考えれらるようになっていれば自ずと行動が決まってきます。ここが分からない選手は強くなれない。当然のことです。

もうひと頑張りしてもらえたらと思っています。

車検に出していた車が戻ってきました。通常は車検代だけで終わりですが今回はなんちゃらオイルが漏れているということでウォータータンクがどうこうで・・・ということでかなりの費用が掛かりました。いい加減にしてほしいですね(笑)。基本的には車にこだわりはありません。部活等で選手の運搬をすることとちょと出かけるときにしか使わないので。それでも10万キロを突破。結構走っています。定期的な点検をしていこうと思います。出費がかさみます・・・。

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スタート練習だったかな??

2013-02-12 | 陸上競技
金曜日、この日もバタバタ。これくらい余裕がないと何をやっているのか分からなくなります。ここ最近のバタバタ度は非常に高い。自分のことを何かやったりするということはありません。3年生が家庭学習となり少し時間ができるかと思いましたがそれどころではないという感じです。そのため帰宅後は速攻で寝てしまいます。9時まで起きておくことができない状態。衰弱しています。

金曜日は・・・。何をしたか正確には思い出せません。困ったものです。練習はやったと思います。日程的にはスタート練習だったと。数日間落そうとは思っていたのですが、この日は通常通り。課題となる部分ですからしっかりとやっておきたいと。通常通りサーキットを行いそれからドリル、マーク走、バトン走でスタート練習へという流れだったと思います。

女子の4継で勝負をしたいと考えているのですが中心になる3人のうち1人がちょっとピリッとしません。自覚症状はあると思うのですが膝が上がりません。動きがなかなか変わらない。ここを変えない限りは勝負できない感じがあります。1人1人が全国で入賞できるレベルではありません。そのレベルの選手が一人いると全然違うのですがうちは普通のチームですから総合力で勝負するしかありません。12秒台を3人。ここが最低レベルの目標となります。今の状態ではちょっと厳しい。頑張ろうという部分はあるのですが持続できません。練習で波があるのでやはり安定した走力のアップにつながらないのです。

この日も途中で足の痛みが・・・。疲労もあるのである程度は仕方ないなという感じがありますが、今が一番しんどい部分です。ここを超えることができるかどうかで今後の結果は変わります。「強くなりたい」という気持ちは感じるのですがそのために「頑張らないといけない」という部分が持続できません。正確に言うとやってはいるのですが「物足りない」という感じでしょうか。「必死さ」というのが不足します。少し話をしましたが大きく変わってもらいたいと思っています。この子が大きく成長してくれれば戦えます。逆にもう一歩のままだと予定通りの戦いはできないと思います。

スタート練習、少し良くなっていました。前日全くダメだった女子、この日は無難なスタートができるようになっていました。これくらいのスタートができればある程度勝負できるのではないかと思います。最低でも12秒前半を出してもらわないと勝負にはなりません。そのことは本人も分かっているはずです。今の女子は基本的に「優しい」部分があります。「絶対に勝負する」という気持ちを持てない。「速くなりたいな」という気持ちがあるのですがそれ以上がない。ここがうちの甘さだと思いますね。1年生女子には練習開始前に少しだけ話をした気がしてきました。ここで何が伝わるか?大きな部分だと思います。

疲労は高いというのは分かっていますが今は頑張り時だと思います。思い出せないので記憶が多少前後しながら書いています。うーん、良いことではないのですが。曖昧です。お許しを。
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