kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

モチベーションの劇的な低下

2013-02-14 | 陸上競技
火曜日は3年生の登校日でした。この日はblogを更新しようという気持ちがあったのですがバタバタしていてそこまで届きませんでした。練習自体は完全に休みにしていたので少しは時間が確保出来るかなと考えていたのですが...。もう思い出すことさえもできなくなっています。

ニュースなどで教育に関することがかなり取り上げられています。水曜日の朝刊には中国地区の高校で昨年部活に関する事項で自殺者が出たというニュースが載っていました。この事案により更に教育現場叩きに拍車がかかると思います。ここまでくるともう何のために今の仕事をやっているのか分からなくなります。

適当に生徒に関わっていけば良いのか?生徒の問題行動も見て見ぬ振りをしてやり過ごす。これが今の教育現場で無難に生活を送るための最善の手段となると思います。授業をやっておく。寝ている生徒がいても何も言わない。常識を外れるような行動があっても見過ごす。ここで注意しようものなら「気に入らない事を言われた」と言われてしまう可能性があるのです。全て生徒の言い分が正しいと言われてしまう状況が生まれつつあるのだけは確かです。

本当の問題からは目をそらしているというのはマスコミは絶対に気づきません。これは我々個人の力ではどうにもできないことです。教育公務員とは立場がめちゃくちゃ弱いという事実があります。税金で飯を食ってるくせに偉そうな態度を取るなと言われる。それもひたすら我慢するしかないのです。

話によると平成24年度の教育活動に関するアンケートが県内で実施されるということです。県内全ての高校生と保護者に学校での体罰や暴言についてのアンケートを実施すると。本当に実施されるかどうかは分かりませんが、かなりの確率で実施されるでしょうね。このアンケートを実施することで間違いなく我々は大きく叩かれます。生徒、保護者は自分の想いとは異なる指導をされた場合、その言葉じりを捉えます。あの時にこう言われたという発言の部分的な所を抜き出します。前後関係を無視して「傷つけられた」という非難されると思います。こうなったら我々は何も発言しないで過ごすのが唯一の自衛手段となります。大袈裟と思われるかもしれませんがこれが実際の現場です。

少しでも嫌だなという教員がいたらアンケートで何かしらを書けば問題として取り上げられます。これだけ生徒がいれば確実に起きる出来事です。そんなことはないだろうと思われると思われるかもしれませんが、言ったもの勝ちになるつつある現状では絶対に発生します。そしてこのことに関してはだれもわれわれを守ってくれません。暴言だ、問題行動だと言われてしまうでしょう。職場で守ってもらえる可能性は0です。この環境の中で本当に大切なことを伝えられるのかという話です。指導をしたら「怒られた」という事実しか残らないのです。何のために真剣に教員が話をしたのかは伝わらない。生徒の思い通りに物事が進むことはないですから不平不満をアンケートに書き綴れば我々はどうにもできません。

本当に教育活動として相応しくない行為があるのなら非難は当然です。暴力は間違っています。でも、本当に生徒のことを思って注意をする場合でさえも今の状態であれば「暴言」と捉えられて取り上げられる可能性もあるのです。この中で我々が何をするのか?ちょっと見えないですね。生徒に嫌われないように機嫌を取りながら指導をする。塾と学校は違います。学校は勉強を教えるだけでなく大切な考え方を教えて行く場所だと思っています。でもそれを実行すると叩かれる。何のためにやっているのかが見えなくなります。

教員になりたいと言う生徒がいたら私は何と教えるでしょうか?夢を持てない状態で子供達に夢を持つ大切さを教えることが出来るのか?見えません。考え過ぎなのでしょうか?でも間違いなく起こる現象だと思っています。

それでも我々は何かしらやっていかなければいけない。かなり精神的にしんどいですね。この数日間夜目が覚めて寝ることができません。色々と考えすぎなのかもしれません。何のための教育活動なのかを見失いたくない。でも今の現実は違う。生徒に好かれるために今の仕事をやって行くのでしょうか?楽しくないですね。

ポリシーを持ってやってきました。本当に大切なことって人によって違うのかな。モチベーションはかなり低下しています。

面白くない内容になってしまいました。すみません。
コメント
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