kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

自分達での練習1

2013-02-03 | 陸上競技
金曜日、私は不在でした。しかし、練習は進めていかなければいけません。朝は学校にいたので朝練で動きの確認をしておきました。感覚が崩れてしまうことを恐れています。そんなに簡単に崩れるものではないと思いますが。何ヶ月も何ヶ月もかけて動きを作っているのですが、動きの感覚を勘違いしてしまったらそちらが見についてしまう危険性が常にあります。この時期の練習がとにかく大切です。ここで私が不在というのは選手には申し訳ないなと後ろめたい気持ちがかなりありました。

朝の段階で一通りの流れを確認。少し本数を抑えてフレキまで動きをやっていきました。先週はこの段階で動きが崩れてしまっていました。特にフレキで速く動かすだけの動きになってしまって腰が進まなくなりました。せっかく改善されつつある動きが元に戻るまたは崩れるのは避けたいですからね。

午後は完全に選手だけの練習となりました。天候も雨で予定していた練習はできません。ここは朝の段階で予測できていました。この日の練習はスタートとしていましたができそうにはありません。そこで割り切って練習をすることに。

前半はサーキットを2セットやってから30分程度の体幹補強としました。この冬期になって全体で集まってじっくりと体幹補強をやっていません。腹筋背筋といったベーシックなものです。ここに関しては各自でしっかりとやるようにと言い続けています。火曜日と木曜日の練習を少し早めに終わらせているのも「自覚」を促すためです。これまでの私であればそこまで選手に任せることはできないと考えていました。間違いなくやらないだろうと決めつけていましたから(笑)。今のチームでも本当に家でやっているかは分かりません。やっていない者もいるかもしれません。もうそれはそれで良いかなという気持ちがあります。甘いかもしれませんがそのような意識の者に何度話をしてもきっと伝わりません。このような状態で勝負をしたいというのはウソです。そこに付き合うのは私自身どうかなと思っている部分があります。

以前は何が何でもやらせないといけないと考えていました。中には間違いなく「やらされている」という感覚があったと思います。こういう状態だから最後の一押しができなかったのではないかと今は考えています。結局顧問がやらせているだけだから伝えたいことは何も伝わらない。意識を変えることもできなかったのではないかと。ある程度はやらせないといけないと思っています。頑張り方を知らない選手達がほとんどです。その子達に頑張るとはどのようなことかをきちんと教えないといけない。そこが少し出来たらあとは選手の「心」が育つのを待たなければいけないと考えています。簡単なことではないというのはわかっています。でも、うちが戦っていくためにはこの部分が必要になると。私にやらされて仕方なく練習をするのではなく自分が自分のためにしっかりと努力をする事でしか目標には届かない。やらされる練習からは明るさは生まれません。色々と思う事があって練習とは少し離れたことを書いていますね~。これくらいは書いても許されるでしょう。問題ないと思います。

で、練習に戻ります(笑)。補強を先に終わらせました。この日は会議をやっているはずなので早い時間帯に廊下で走るのは不可能だと思っていました。先に時間を稼いでから移動させることにしました。基本的にはメールで指示を出して後で確認できるようにしています。流れとしてはいつも通りさせるようにしましたが、場所の問題があって少し形を変えて行わせました。意識がきちんとできれば十分だと考えていました。今考えると細かい部分の指示ができていなかった気がしますが、これも本人達が判断してその場面で一番やり易い方法で進めていければ良いなと。

その後、5時40分くらいに電話がありました。マーク走をやる前に電話をしてくるように指示をしていたので。こちらが思っていたよりもかなり早いなーという感じでした。聞いてみると廊下でフレキをやろうと思って移動したら会議が終わっていないから待つようにと言われたとのこと。うーん、困ったなーと考えた瞬間、会議終了(笑)。私が居ない方がこういう意味では流れが良くなりますね。そこでフレキとスキップ、フレキとシザースを組み合わせて行わせました。時間的にいつもよりも多くできるだろうと思い、普段の倍を指示。私もこの時間帯から少し用事があったので追加練習のマーク走に関してはメールで指示をしました。

6時半に再び電話が。予定していた練習が終わったとのこと。早い(笑)。ここで本人達の感覚を確認しました。かなり良いということでした。進む感じがつかめつつあると。私は動きを見ていないので判断はできません。もう少し練習をさせたいと思ったので、電話をかけてきた跳躍選手から話を聞きました。もう一度フレキ系をやってから走る方が動きの意識ができるか、マークを多めに走る方が良いかを判断させようと。動きの感覚はかなり良いのでもう少し走りたいとのこと。こちらを優先。まー見ていないのにあれこれ指示を出しても分からないですから(笑)。現場でやっている選手が必要だと思った感覚しか判断基準はないですからね~。

全体的に良かったようです。練習を見るのは最近かなり楽しくなっています。大切な時期です。しっかりと確認をしながら進めていかなければいけません。強くなりたいと思っている選手には私の不在は申し訳ないと思います。私にできる事を最大限にやっていきたいですね。
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大阪室内へ

2013-02-03 | 陸上競技
金曜日と土曜日で大阪に行ってきました。大阪室内に出場する選手を引率してきました。

昨年国体が終わり「自分で練習をする」と申し出がありました。進学して競技をするので自分でやるということでした。大学に送り出す身としては私が責任を持って練習をしてもらいたいと思っていましたが、本人の意思を尊重。無責任と言われるかもしれませんね。批判は受けたいと思います。

昨年末、大阪に室内に出場したいという申し出がありました。参加標準を突破しているとのこと。全く頭にありませんでした。高体連の大会ではありませんから学校から参加費や遠征費は出ません。考慮してもらえるように交渉しましたが難しかったですね。これまで水泳で日本選手権などに参加していた選手も全て自己負担で行っていました。引率なしで保護者や外部コーチが付いていたのではないかと思います。部活として水泳部がなかったからかもしれません。インターハイなどは学校側が支援していたようですが。高体連以外の試合というのは実際問題出場が難しい。指導者も選手も負担が大きい。近畿圏なら問題ないかもしれないですが。


今回、練習を全く見ていない状態でした。私が引率するには弊害が多くあるというのが現実でした。本人がどのような意識で練習に取り組んでいたのかも把握できていません。アップなどを見て余計な言葉をかけると動きが崩れてしまう危険性があると考えています。当日だけ動きを見てアドバイスする指導者もいるとは思いますが、私の指導スタイルではそこはできないなと思っています。余計な情報を与えて本人のパフォーマンスを下げてしまうのは避けたいですから。せっかく試合にでる選手に申し訳ないですからね。それでも「引率してもらいたい」という申し出でしたから何とか都合をつけて大阪に付き添うことにしました。最後のレースを見てもらいたいとの事でした。 ありがたいことですね。

話が全く変わりますが、土曜日、四国の高校のテニス部が高速道路で事故をしたというニュースが報道されていました。顧問が運転する車が横転して一人は意識不明の重体だと。一日も早い回復を祈りたいと思います。この顧問は現行犯逮捕されたということです。やり切れないですね。無理な運転をしていたのかどうかは分かりません。疲れもあったのではないかと思います。擁護できるかどうかは分かりませんが、心情的には辛いなと。ここ最近のマスコミ報道を見ると何から何まで教員が悪いと言われています。モチベーションは絶対に上がらない。自分の人生全て投げうってでも子供達のために尽くしたいという気持ちがあって、見返りをまったく求めないという人間しか教員という仕事はできないのでしょうね。恐ろしい世の中になりつつあるなと感じています。

土曜日がレースでした。いいレースだったと思います。進学してもしっかりと取り組んでもらいたいですね。

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