kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

思うこと

2013-02-18 | 陸上競技
ここ最近真面目に色々と考えます。これからのこと、今自分が何をしなければいけないのか。ここはどれだけ考えても「答え」が見つからない部分だと思います。だからといって適当に毎日を過ごすわけにはいかない。矛盾する部分なのですがそれでも自分たちが何をするのか、何を求められているのかを考える必要はあると思います。

何度も書いていますが「体罰」に関する部分は多くの非難を受けています。当然だとは思います。しかし、この過剰なマスコミの取り上げ方により「熱意」を失う教職員は間違いなくいると思います。今の仕事の今の立場でこういうことを書くのは良いことではないのかもしれません。外部から「問題発言だ」と叩かれる危険性も多大にあるでしょう。個人のblogとはいえ「意見の主張」をするというのは大きなリスクを伴います。事実であったとしても「否定された」「気分を害した」と受け取られます。それにより「kanekoのblogを閉鎖せよ」という声もあるのではないかと思います。私の主観だけで書いている部分があるのかもしれません。書くことは「伝えること」だと思っています。口で話をするだけではなく何かしらの形で残せたらと思ってblogを書いています。もう7年以上でしょうか。blogになる前のCGI形式の掲示板での書き込みを合わせると10年くらいは書いていると思います。何度も批難されていますが・・・。

「熱意」がどのような部分なのか?これは人によって大きく違ってくると思います。「業務」として淡々と仕事をする人もいます。決められた仕事は最低限やる。部活動は勤務時間内のみやる。土日は絶対にやらない。だからといってこのことを「否定」できるかと言えばできないと思います。なぜなら1日8時間の勤務時間がありそれ以外は全くの「ボランティア」だからです。勤務時間以外のことを誰からも強制されるものではない。勤務時間内の「部活動」であれば「業務命令」かもしれませんが、それ以外は「別にやらなくていい」ことなのです。だから「部活動」のことであれこれ周りから言われるというのはちょっと辛いものがあります。

もちろん「体罰」はダメです。これは勤務時間内だろうが勤務時間外だろうが関係なくダメです。基本的に土日の出勤は特別なことがない限り「勝手にやっている」ということになります。「趣味」の時間としてとらえられている部分でしょうか。休日出勤ではなく「特別活動」として位置づけられています。多少のお金が出ますが高校生のアルバイトよりも安いお金です。時給500円以下ですね。お金のことを云々言うつもりはありません。別にお金が欲しくて部活の指導をしているわけではありません。かといって最低限の生活の保障がなければ自分自身が生きていけません。「聖職者」と言われても自分の家族の生活は保障されないといけないと思います。今の時代「聖職者」とは思われていないでしょうけどね・・・。

部活動においても学校の教育活動においてもその主体は「生徒」だと思っています。きれいごとではなく。生徒がどうしたいのか?が全てです。勘違いしてもらいたくないのは「やりたいことだけをやらせる」のとは違うという信念があります。我々もそうですが人は「権利」の主張を行います。「自分がこうしたいのだから」という部分だけの主張を大きくして、「義務」といわれる部分は果たさない。子供たちは「自分中心」で行うことが大半ですからこれは周りの大人が軌道修正をする必要があります。子供たちの言い分だけを聞き入れて周りの大人が抗議をすれば全てがまかり通るというのは間違いだと思います。部活も同様。「勝ちたい」けど「努力はしたくない」というのがまかり通るのか?部活には所属したい。でも好きなことはしたい。これがどうなのか?私にはちょっと考えが及ばないですね。価値観が違いすぎます。

自分の好きなことを我慢して部活をする必要はないと考える子供たちが増えているのは間違いないと思います。恋人と遊びたい、友達と遊びに行きたい、学校の服装は好きなことをしたい、でもそれなりに部活をやりたい。この手の子供たちが数えきれないほどいるでしょう。「好きななことはしたい」のです。部活動で身体を動かしたりするのも好きだからやりたい。でも、きついことは嫌い。休みの日に練習をするのも嫌い。決められたルールを守るのも嫌い。それでも「部活はしたい」と。極端な例かもしれませんが間違いなく多いのです。

うちは「陸上競技部」です。陸上サークルではありません。好きなものが集まって適当に身体を動かしたり、好き勝手をやるような集まりではありません。決められたルールの中で競技をする。そのためには基本的なルールは守る。当然のことだと考えます。しかし、この「部活動」という価値観の違いは今の生徒たちとの間に大きな溝として残ります。私が厳しいことを言う。基本的には「理不尽」ではないと思っています。特別なことを求めているわけではない。そのやり方が「気に入らない」という人も少なからずいるでしょう。「楽しくやりたい」という生徒にはうちの部活は合っていないと思います。この部分は譲れない部分だと思います。何でもかんでも迎合して生徒に合わせるというのは違うと思っています。

報道番組かなにかで「部活はお金を払ってやればいい」というコメンテーターがいました。外国では部活動ではなく「スポーツコミュニティー」というような社会体育がベースになっています。学校のような公共機関がスポーツ指導を行うということは無いと思います。コーチにお金を払って指導してもらう。合わないようであればそのコミュニティーから辞めて他の団体に移動する。これが当たり前のように行われています。それもひとつの考え方かもしれません。スポーツと教育を完全に切り離しているのです。スポーツ現場にはスポーツ指導を求めている。教育は学校の教育現場でおこなう。スポーツ現場では技術的な指導のみなので「生徒を何とかしよう」という感じにはならないのでしょう。「やりたくないのならやなければい」という基本スタンスがあるでしょうから。

何が言いたいのかは全く分かりません。今の学校での部活動は「スポーツ指導」と「教育」をひとつのこととしてとらえているから問題となる部分もあると思います。しかし、今の高校での「部活動指導」ではこの2つが混同されているのです。「足が速ければ何をしてもいい」という考え方はひょっとしたら海外では許されるのかもしれません。そのような考え方の下では「頑張りきれない子を頑張らせる」という考えにはならないでしょう。教育の現場として「部活動」を存在させる日本ではこのあたりは難しいことなのではないかと思います。

ちょっとまとまりがない文章ですね。その上長い(笑)。お許しを・・・。
コメント (6)
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