kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

兆し

2013-02-15 | 陸上競技
木曜日、結構朝からバタバタでした。前日に法定研修の事をかなり言われたので研究授業をする事に。大切な大切なことです。まーこれに関しては思う事がたくさんあるのですがどうにもならない事なので。

この準備に多少時間を取られました。研究授業なのでかなり準備をしないといけないと考える人もいると思います。特別な舞台だと捉える人もいるでしょうから。しかし、私は普段通りの授業をやりました。特別な準備をしてそれをみてもらう事に意味はないと思います。決められた日だからこそきちんと準備をしているかどうかを確かめるというのもあるでしょう。私の感覚とは違いますが。

午後の練習をする前にうちのチームを鍵を握っている選手と話をしました。この選手の意識レベルが高まる事でチーム全体が大きく変わると思っています。悪気はないと思うのですがまだ甘い部分があります。普通のチームであればそこまで求められないのかもしれません。しかし、うちで競技をやって行くためには絶対に避けて通れない部分だと考えています。部活だけではなく他の部分の変化がなければ結局は成長しません。部活だけ頑張るというのは絶対に無理です。すべてはつながっていると考えています。かなりの時間話をして私が思っていることを素直に伝えました。どう受け取ってくれるか?練習はかなりやっていますからあとはきっかけだと思っています。これがあれば飛躍的に強くなれます。覚悟の部分です。

そんなこんながあってこの日の練習が結構今後の流れを決めるのではないかと考えていました。ある程度のチーム状態になっています。しかし、今のままでは足りない。中国大会に行きたいと思っているわけではありません。目指しているのはもっと上の大会です。そのためには全体の覚悟を見ていかないといけない。前日に話をしてこの日もキーパーソンも話をしています。これで何も変化が見られなければチームとしては終わりかもしれないと感じていました。無難に県で入賞を目指そうかーというレベルですね。

こちらもそれなりの覚悟を持たないといけないと思っています。私が最大限に動いて選手を頑張らせるというのは面白くありません。これは何度も何度もいい続けていることです。自分のためにやることが出来るかどうかだと思っています。ここは自分達の考え方の問題ですね。

この日は動きもですが何となくタイヤを引いてみようと思いました。理由は自分でも分かりません(笑)。今のうちの選手の動きに何が必要かと考えた時にタイヤかなと思っただけです。これまで膝の締めに関してかなりやってきました。すごく大切な要素だと考えています。が、そこに固執し過ぎて本当に大切なことを見失っているのではないかと感じました。根拠は全くないのですが感覚的にそう感じました。合宿中に何かしら感じていたのでしょうか。とにかくタイヤを使って走りたいと感じたのです。

こちらが与えた課題をやって行く中で私自身見えてくるものがありました。これまでやってきたことにプラスアルファでできることがあるんじゃないかという感じですね。やっていることは全く変わらないのですが意識するポイントを変えてみるとどうだろうかと。結果的に同じ動きになるとしても意識する部分が違えば感じるものが違うのではないかと。膝を締めて前に引き出す。この部分にこだわっています。こだわることは大切だと思いますがこだわり過ぎて見失ってしまうこともあると。

ふっと感じたことをイメージしてみました。あーこれなんじゃないかと直感的に感じたことを選手に実行させてみました。やっていることは変わりません。この日はあまり詳しく話をしませんでしたがあっと感じた部分です。タイヤを使いながら意識させることが出来ました。

雰囲気もかなり良くなったかなという感じでした。前日のトレーニングとは
雰囲気自体が違ったかなというところです。これくらいの練習の雰囲気でできれば面白いと思います。兆しがあります。私の中でも何かを感じています。これが本物にできればすごいことが起こせそうな気がしています。具体的には上手く言えませんが何となく感じていることです。

また書きます。読んでくれている方に何かしら伝えられたらという気持ちもあります。
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身体づくり

2013-02-15 | 陸上競技
水曜日、練習再開です。この日は授業中に微妙に感じることがありました。これが色々な部分影響するなという感じです。この状況では今後絶対に困るなという部分ですね。合わせて「法定研修」についてかなり言われました。こればかりは仕方ない。さらに合わせて前の記事のような「アンケート」の話もありました。この状況で一生懸命にやるという感じではないですね。どうしろというのか・・・。

練習は「身体づくり」です。合宿の前の日にやっていましたがやはり不足する部分が出てきます。疲れも多少は残っているでしょうが、前日を完全に休みにしていますから翌日はきちんと練習を行わなければいけません。これで数日間休むようでは合宿をした意味がなくなってしまいます。このことは合宿終了時点で話をしています。できていないのであればそこまでの意識ということです。足の痛みなどを訴えていた選手も合宿中にはいましたがこの状況でどれだけ自分の身体に目を向けることができているかの「差」は出ると思いますね。

練習自体はいつも通り。それ以上でもそれ以下でもなくです。この日の朝練で女子2人を呼び出して話をしていました。今後のことを考えさせるためです。今自分たちが置かれている立場がどうなのか?ここか分からない限り先には進めません。また、今のままでは絶対に戦えない。そのことに対してどれだけの「自覚」と「覚悟」があるのか?それも踏まえて通常より20分以上早く練習が終わったので午後の練習後にも全体に投げかけをしました。今の自分たちの取り組みでどこまで行けるかを考えさせないといけないと思ったからです。

数年前、女子が飛躍的に強くなった時のきっかけは選手自身の「覚悟」です。何度も書いていますが県内で一番最初にユニフォームをセパレートに変えました。これは選手からの申し出です。「他県の強豪校はセパレートを着ている」「こちらのほうが走りやすいと言っていた」「ユニフォームを変えてほしい」という要望でした。今までにどこもやっていないことを無名のうちの学校が行う。それだけで注目を集めます。結果が伴わなければ何を言われるか分かりません。それでも選手たちは自分たちから臨みました。その結果、チームは劇的に変わり県総体で個人で初優勝しました。秋にはマイルで初優勝。「覚悟」が行動に表れそれが結果となって出てきたのです。そのことを目の当たりにしていました。「強くなるためなら何でもする」という「覚悟」とそれに伴う行動。これができて初めて驚くほど力が引き出されるのだと思います。今のチームではそこまでできていません。私の甘さゆえか・・・。

最終的に2人が居残り練習をしました。朝やるように言ったという部分も大きく影響していると思います。これが「やらされている」のではなく「自分のために」という感覚でやるようになると良いのですが。ここですべての結果が変わる。「覚悟」をする。それを行動で示す。継続する。ここです。これ以外にはないと思います。

しんどいなーと思っています。競技云々の部分ではなく・・・ですね。
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